意識してますか?!言葉ではなく写真での誹謗中傷、写真は究極の「打ち言葉」!?
不注意な一言が思わぬ炎上を引き起こす事が問題になっています。「話し言葉」と「書き言葉」が異なる事は昔から良く言われていました。ネットが出現してから、それに加えて「打ち言葉」が加えられました。「書き言葉」と「打ち言葉」の違いは、「書き言葉」がある程度の時間をとって、吟味された表現であるのに対して、「打ち言葉」は瞬時的な表現です。リアルタイムで発するのは「話し言葉」と同等なのですが、その言葉を補完する情報がありません。「話し言葉」では、面と向かってであれば表情や仕草がそれにあたり、電話であったとしても声のトーンや即座の反応がそれに対応します。「打ち言葉」は補完される情報がないのです。それゆえに相手、特に不特定多数の相手となると、意図しているコミュニケーションが出来ず、トラブルを生じる場合が有るのです。それを幾分補うために顔文字や絵文字が多用されるというのは必然なのでしょう。
写真は究極の「打ち言葉」かもしれません。簡単に撮れるだけでなく、今では即座に投稿できるからです。さらに「百聞は一見にしかず」ということわざは、百を語るよりも1枚の写真が訴える効果が大きいということを意味してますが、逆に、瞬時に思わぬ効果を与える事があるのです。一つの文章を解釈が人によって異なるのと同様、写真も、その情報量の多さゆえに、必ずしも一通りの解釈とは限らないからです。
どのような画像であれ、一般に公開する事ことに対して、十分注意する必要があるのです。それは意図しなくても、誹謗中傷等、あるいは批判につながる議論になるような文章の解釈が問題になる事と同等です。
画像も文章と同じです。投稿した本人にとっては何気ない画像が、特定の人に取って非常に不快に思い、訴訟になりうる事も有り得るということを常に考えなくてはなりません。画像を誰が見ているのか、誰が見ても不快に思わないか、そして極端な話をすれば、自分に敵意を抱いている人が見た場合でも、批判の対象になり得ないかを考えなくてはなりません。
繰り返しになりますが、文章に比べて写真は簡単に撮影でき、かつすぐに投稿できます。それゆえ、文章以上に投稿には注意すべきなのです。