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”連続猛暑日”の陰で台風が猛烈発達

崎濱綾子気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ
衛星画像(気象庁)※加工済み

【連続猛暑日と台風】

東京では4日にかけての最高気温が35℃以上となり、観測史上初の5日連続の猛暑日となっています。

5日も日本付近は高気圧に覆われて全国各地で猛暑が続き、北海道の札幌でも34℃まで気温が上がる見通しです。

夏の危険な暑さが続く中、南海上では台風が猛烈な強さにまで発達しています。

台風13号進路予想図(気象庁)

台風13号5日先進路予想図(気象庁)

台風13号 進路予想図(気象庁)
台風13号 進路予想図(気象庁)
台風13号 5日先進路予想図(気象庁)
台風13号 5日先進路予想図(気象庁)

台風13号は沖ノ鳥島の南東海上を西北西に進んでいます。

台風はこれまで海面水温の高い海域を進んでおり、4日午後6時現在の中心気圧は900hPa、中心付近の最大風速は60m/sを維持しています。全国的に連続猛暑日が続く中、日本付近の上空で強められた高気圧の縁に沿って台風13号は猛烈な勢力を維持したまま、7日(金)は沖縄先島諸島(宮古島地方・石垣島地方・与那国島地方など)の南海上に達する見込みです。先島諸島(宮古島地方・石垣島地方・与那国島地方など)では暴風を伴う荒れた天気に警戒が必要です。

沖縄本島地方は暴風警戒域から外れましたが、6日(木)は強風域に入る見通しです。6日の波の高さは本島地方で6mとなり、海のレジャーは要注意です。台風の雨雲がかかると断続的に雨風が強まります。また、沖縄本島から宮古島・石垣島などの離島へ行く予定の方は、台風接近に伴い7日(金)は那覇空港や離島を結ぶ便に影響が出る恐れがあり、空や海の便の情報に注意が必要です。

【台風接近の前に】

4日那覇市内
4日那覇市内

4日の那覇市内。青空広がり最高気温は32℃。台風接近の前に那覇市内は観光を楽しむ姿が見られました。

5日も高気圧に覆われて、広く晴れて夏空が続く見込みです。

【台風の最盛期】

台風の中心付近の円が台風の眼。台風が最も発達している時は円形の眼になり、中心付近では左右対照の雲域となります。

衛星画像(気象庁)
衛星画像(気象庁)

【特別警報クラスの台風?】

台風等を要因とする特別警報の沖縄地方の指標は、中心気圧”910hPa以下”または最大風速60m/s以上です。

沖縄の南海上に近づく7日(金)に予想される中心気圧は915hPa、最大風速55m/sで特別警報基準をやや下回る予想になっています。

特別警報の基準に達しなくとも猛烈な勢力を維持したまま暴風を伴い、先島諸島(宮古島地方・石垣島地方・与那国島地方など)に接近する恐れがあり、今後の情報に警戒が必要です。

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去年、沖縄には全国初の台風を要因とする特別警報が発表されています。

『全国初となる”台風等に関する特別警報発表”の恐れ』

気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ

Yahoo!ニュースエキスパート。沖縄生まれ沖縄育ち。お天気キャスター中に本格的に気象予報士資格を取得したいと思い、2005年に沖縄初の女性気象予報士になる。TBS系列『RBC THE NEWS』(月~金)に2016年3月まで出演し上京。日々の番組内での天気解説や報道取材を通して見えてきたもの、天気の移り変わりを綴る。沖縄の観光大使「ミスはごろも」として沖縄観光PR活動も1年間経験。夢は沖縄の天気に関する本を出すこと。趣味は御朱印集めなど。

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