アメリカのスクールバスをDIYでキャンピングカーにして日本国内を巡っている【HAPPY CARAVAN(ハピキャラ)】です！

今回は我々がなぜスクールバスを選んだのか、作る過程での工夫や、やってみたメリット・デメリットをまとめてお伝えしようと思います。

なんでスクールバス？

まず、よく聞かれるのが「なんでアメリカのスクールバス？」ということ。この車の購入はコージが決めたのですが、車で生活をするうえで「室内で立てること」を第一条件に車を探しました。中々思うような車が見つからず、たくさんの車を見ているうちに突如出てきた黄色いスクールバスに一目惚れ！「これだ！」と思い実物も見ずにヤフオクにて購入を決定。思っていた通り立てるし、見た目も可愛いのでとても気に入りました！アメリカのスクールバスは後部座席側の窓の枚数で長さが変わるようなのですが、これは窓が4枚のベリーショートというサイズで、長さは3.3mとわりとコンパクトなんです！日本の駐車場の白線にもギリギリ停められるサイズ感がお気に入りです！

2カ月で完成！まさかの突貫工事！？

購入したての時は座席もついていて、なかなか渋い感じ。1980年代に実際に子供たちを乗せてカリフォルニアを走っていた車なので鉛筆が出てきたりチケットが出てきたりと当時を思わせる懐かしの品がいくつか出てきました。それをすべて取り払う所から作業は始まります。毎日毎日夜まで作業をしてベッドを作り、エアコンを設置して、キッチンを作っていきました。「旅に出たい！」という思いが原動力になり、夢中になって作業を進めたらなんと2カ月で完成しました！よく見るとガタガタな部分もありますが、自分たちとしては大満足です！とりあえずシンプルな作りのまま旅に出て、出先で必要になったものを作り足しました。

メリット

自分たちで車を作るメリットはいくつかあります。

• 好きな空間を作れる
• 要らないものがない（必要最低限）
• 予算を自分で決められる
• 愛着がわく
• 早く手に入る

今はキャンピングカーの需要が高まってきているので人気のある車を購入しても納車までに時間がかかる場合が多いそうです。自分たちで作るメリットは何といっても楽しくて完成とともに愛着がわくことです。世界にひとつだけの自分の空間が作れるのはとても嬉しく、やり甲斐があります！

デメリット

もちろん、いいことばかりではありません。

• ガタガタで不格好
• 時間と労力
• 意外と思い通りにいかない
• 向き不向きがある
• 設計ミスやうまくいかないこともある

やはりプロではないので何をするにも時間がかかります。まずは調べて、設計して、段取りも悪くて…と「プロならこんな作業チャチャっとやっちゃうんだろうね」とよく2人で話していました。我々の場合はDIYに対して前向きで、わりと器用なほうなので「楽しい！」と作業できましたが、向かない人や気が進まない人にとっては苦痛な作業時間だと思います。時間と労力のわりに完成したら上手くいってないこともあり心が折れそうになります。

車検はどうするの？

我々の場合は自分で車検場に行ってみてもらいましたが不合格。ライトなどの調整をしてもらう為いったん自動車工場に預けて、その後車検を通してきてもらいました。今回は構造変更で6人乗りのキャンピングカーで通すことができました！皆様にご心配いただくのですが、屋根の室外機だったり、内装の要件は全て満たしているので、車検の際に何も取り外したりすることなく通ります！不合格だった点はライトやブレーキの調整だったのですぐに改善することができました！

いかがでしたか？

ヤフオクで購入した、昔カリフォルニアを走っていたスクールバスが時代と国境を越えてこうして日本で旅をしていると思うと面白くないですか？
新しい物も素敵ですが、こうして古い車を改造して乗っているのも愛着がわいてとても可愛いものです。これからも旅や車中泊の様子をお届けしていきます！