【京都市】中京区『六角堂』最古のいけばな展『旧七夕会池坊全国華道展』
江戸時代から続く最大最古のいけばな展『旧七夕会池坊全国華道展』を、”花をいけよう!”をテーマに開催されました。
「高津商会」へ招待状を頂戴していたので、さっそく六角堂さんへ行ってみました。
今年度は「聖徳太子千四百年大遠忌記念 和と美」をテーマに開催し、華道家元四十五世 池坊専永や次期家元 池坊専好の作品のほか約850点のいけばなを展示ということで、心ウキウキしながらフラワーアレンジメントを教える母と一緒に出かけました。
開催期間が2021年11月10日~11月15日と限られていたこともあり、会場内は人で賑わっていました。コロナ感染対策もしっかりされていて、安心して会場内へ。
エレベーターで8階まで上がり、そのあと一階づつおりながら会場を巡るようになっています。
池坊中央研修学院での選抜秀作展では画期的で想像力豊かな作品の数々を見ることができました。
また3階のいけばな資料展では 、「聖徳太子の説いた和の精神は、“他を生かしてともに生きる”という多様性を尊ぶ池坊のいけばなの大切な精神」とありました。
■いけばな資料館
④聖徳太子二歳像「特別展示」※11月15日(月)まで。
通常は本堂(六角堂)内に安置されています。
⑤聖徳太子騎馬像「特集展示」
通常は太子堂内に安置されています。
聖徳太子が「六角堂」や池坊さんと関係があることを知る人はそう多くないかもしれませんが、その和の精神は素晴らしいものがあります。
「高津商会」でも空間演出をする際に、草木やいけばなの演出は必須なので、すごく勉強になりました!
和のものから洋のものまで、本当に様々なディスプレイ方法があるもんだと、いけばなを通して精神的なことまで学ばせていただきました。
これからの季節は、クリスマスからお正月など多くのイベントが目白押し。少しのアイデアで本当に華やかな空間が展開されることに嬉しくなります。
母娘共々、大満足のひと時を過ごさせていただきました。紫雲山頂法寺『六角堂』は、聖徳太子創建の寺であり、いけばな池坊発祥の地でもあり、なんどもお参りさせて頂いておりますが、 京の中心をあらわす「へそ石」や縁結びの柳などがあり、見所がつきません。
京都発祥の伝統文化の歴史の深さを感じ、日本のものとして定着し、それがまだまだ日本国内だけでなく、世界に向け発展していっていることにすごく感銘を受けました。
六角堂(紫雲山頂法寺)
住所:〒604-8134
京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
電話:075-221-2686
拝観時間:6:00~17:00 ※夜の特別拝観時期を除く
(納経時間 8:30~17:00)