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【葛飾区】公式TikTokの裏側を徹底取材! ヒト・マチ・モノをまるごと発信「なんかいいよね、葛飾」

ねこらーまん地域ニュースサイト号外NETライター(東京都葛飾区)

街のPRをするメディアとして、区・市・県などの自治体がぞくぞくと公式アカウントから発信し始めているSNS…っていうと、みなさん何を思い浮かべますか?

いま、熱いのはなんとTikTok!

そんな自治体アカウントのなかで、最高と言われる再生数をたたき出したアカウントがここに…そう、我らが葛飾区の「なんかいいよね、葛飾【公式】」です!

1番人気は240万再生越え・葛飾区公式TikTok知ってる!?

「葛飾区の動画がすごいことになっているらしい。」

と、うわさを聞きつけたねこらーまん。

へぇ~、葛飾区の動画かぁ。YouTubeの公式チャンネルがあるのは知っていたので、てっきりそちらのことだと思っていたら、バズっているのはTikTok!?

なんかいいよね、葛飾【公式】

自治体が運営するTikTokアカウントとしては異例の、なんと240万回再生を越えた動画があるんですって!

それは葛飾区の伝統工芸品にも認定されている、棕櫚たわしの「有限会社サガラ」さんをご紹介する動画。

たわしを作るときの音がなんかいい 有限会社サガラ

「音が気持ちいい」「たわしをきれいと思ったの初めて!」とたくさんのコメントが寄せられ、瞬く間に人気に火が付いたそうなんです。

そんな「なんかいいよね、葛飾【公式】」を、なんとねこらーまん取材させていただけることに…!

区の広報課から撮影の現場まで、制作の裏側をまるっとご紹介させていただきますよ♪

直撃インタビュー「なんかいいよね、葛飾【公式】」の裏側に迫る!

区役所が作ったTikTokアカウント…そこにはどんな想いがあるのでしょうか。ねこらーまん、興味津々。

というわけでやってきました葛飾区役所。葛飾区広報課のご担当者様に直接お話をお伺いできることになったのです!

本日お話してくださるのは、こちらのお二人。

葛飾区広報課の、坂井さん(左)と島田さん(右)です。

今日はどうぞよろしくお願いいたします!

動画はすでにYouTubeに公式チャンネルがあると思うのですが、どうしてTikTokも始めることに?

「葛飾区ではSNSにも力を入れていて、これまでもFacebookXYouTubeでは公式のアカウントから情報を発信してきました。

FacebookやXでは区のPRだけでなく、例えばごみ出しや災害情報など、区民のみなさまへの情報を届けるよう、各課が必要に応じて投稿をしているんです。」

あ、そうですね。大雨情報など注意を呼び掛ける投稿をFacebookで見た記憶があります。

「が、ホームページを含めそうしたSNSって、興味・関心のある人が検索してくれて、はじめて見てもらえる。

でも、そうじゃない人たちにもっと葛飾区の魅力を届けたいんですよ。」

TikTokの魅力の一つでもある、全く知らない人の動画がどんどん上がってくる「おすすめ動画」。

みなさんご覧になったことありますか? それに乗ると、お友達ではない人の動画がポンと表示されるんですよね。

つまりこれまで特に葛飾区に興味のなかった人にも、葛飾区のPR動画を見てもらえるということに…なるほど! そこを狙ってのTikTok展開なんですね!?

「事実、『サガラ』さんのたわし製作動画はYouTubeでも公開されていましたが、ここまでの再生数にはなっていませんでした。

TikTokは、これまで葛飾区とは縁遠かった方々が『葛飾区っておもしろそう!』と興味を持ってくれるきっかけになるツールだと思っているんです。」

「葛飾区って、なんかいいよね」と感じていたい。そんな想いが、区の公式アカウントでありながら大バズリする動画を生み出したんですね。

撮影現場に密着! 「共栄学園女子バレーボール部」の巻

さて区役所での取材から数日、ねこらーまんはお花茶屋駅前にやってきました。

葛飾区が誇る文武両道の名門校「共栄学園」。

ねこらーまん、こちらでの撮影に同行させていただけることになったんです!

「なんかいいよね、葛飾【公式】」の撮影隊は「ホリプロデジタルエンターテインメント」のみなさんと、葛飾区広報課シティセールス係の坂井さん・島田さん。

そして今回の主役はなんと、2024年6月の「関東高等学校女子バレーボール大会」で見事優勝を果たした女子バレーボール部のみなさん!

みなさんにご協力いただき、2本の動画を撮影するのが今回のミッションです。

まずは体育館へ向かい、ご挨拶と今回の撮影の主旨・概要をご説明。

撮影にあたっては「認識やニュアンス等のギャップが発生しないよう、コミュニケーションをていねいにとることを心がけています」というスタッフのみなさん。

今回も事前に企画書を送り「企画の狙い」や「参考にしていただく動画」「撮影の流れ」などをお伝えしていたそうです。

「それがご協力いただく方々のTikTokや撮影への不安を取り除くことにもつながります。」

と、スタッフのみなさん体当たりのコミュニケーションを取りながら、撮影が始まりました。

「僕を狙ってサーブしてください!」と容赦なく放たれるバレーボールをかわしつつ撮影する様子は、まさに体当たり。いい映像を撮ろうという気合に満ちていますね。

そんな撮影に部員のみなさんは終始笑顔! アタックを決めるシーンでは、スタッフと一緒に部員全員が大きな声援を送っていました。

今回撮影のTikTok動画は、2024年秋頃公開となるそうですよ。

どんな動画に仕上がるのか、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

「行政」を「エンタメ」に…チームの大いなる挑戦!

チームのみなさんは、葛飾区からの「区のTikTokで取り上げることで、視聴者だけではなくご協力いただいた方にも喜んでもらいたい」という要望と同じ目線で動画作りに取り組むよう心掛けているそうです。

「みなさんが『どのようにとりあげてもらったら嬉しいか?』と想像力を働かせて動画づくりをしています。」

区民のみなさんを大切にしつつ、全国、いや全世界のみなさんにどう葛飾区をアピールしていくか。

撮影・制作チームのみなさんに課せられた使命の、なんと大きなことでしょう!

最後に、「葛飾区の公式TikTok」を作るにあたっての難しさを訊いてみました。

「『行政』という比較的硬いテーマを、どのように『エンターテインメント』として昇華させるか、です。」

行政とエンタメ…全く対照的なふたつの融合。そんな難題に果敢に挑むみなさんが、まぶしく見えたねこらーまん。

ホリプロデジタルエンターテインメントのみなさま、葛飾区広報課シティセールス係のみなさま、共栄学園女子バレーボール部のみなさま。このたびは取材へのご協力誠にありがとうございました。

たくさんの方々の葛飾区への想いがこもった「なんかいいよね、葛飾【公式】」。これからもますます、目が離せません!

なんかいいよね、葛飾【公式】

TikTok:なんかいいよね、葛飾【公式】

問い合わせ:葛飾区役所広報課 シティセールス係

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都葛飾区)

葛飾区在住の自由人です。歌ったり踊ったりお芝居したりする傍ら地域ニュースを発信しています!葛飾区を自転車でぐるぐるする毎日です。

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