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幸せになりたい人は訪れて欲しい!美しい海と豊かな自然に囲まれた沖ノ島でステキなご縁を願う旅

mellia狛犬フェチのフリーフォトライター

夏になると海に行きたくなるのは私だけだろうか。

たとえ海で泳がなくても、波打ち際をゆっくりと歩いて潮風を感じたり、砂浜に座って波の音を聴いているだけでも清々しい気持ちになる。

今回訪れたのは、東京から車や電車で約2時間の沖ノ島。

多くの魅力あふれる沖ノ島への小旅をご紹介したい。

沖ノ島

沖ノ島は南房総国定公園の一つで、館山湾の南端に位置する周囲約1kmの無人島である。

関東大震災による隆起により、現在は陸続きになった沖ノ島だが、以前は500mも沖合にあったというから驚きである。

沖ノ島へ砂浜を歩いて渡る。(2024年7月28日撮影)
沖ノ島へ砂浜を歩いて渡る。(2024年7月28日撮影)

特に夏休みシーズンは、海水浴やシュノーケルなどを目的に多くの人々で賑わう沖ノ島。

島には見どころスポットが点在しているので、島の豊かな自然の中をゆっくりと散策しながら巡ってみるのもおすすめだ。

「幸せが訪れる」スポット!沖ノ島宇賀大明神社

沖ノ島宇賀大明神社。真っ白の鳥居越しに青い海が見える。その鳥居の側に設置された「いわし網」にはたくさんの赤い糸が結び付けられていて、白と赤の色の対比が鮮烈である。
沖ノ島宇賀大明神社。真っ白の鳥居越しに青い海が見える。その鳥居の側に設置された「いわし網」にはたくさんの赤い糸が結び付けられていて、白と赤の色の対比が鮮烈である。

沖ノ島には宇賀明神という産業の神様が祀られている。

一説では「宇賀」は「白い蛇」とも言われ、蛇神や龍神の化身とされることもあったようだ。

昔から、春になると鰯の群れが島を囲み深紅に海を染めたという。宇賀明神の白蛇と深紅の鰯の出逢いが幸せを呼ぶ、という伝説から「幸せが訪れる」スポットとして近年注目を集めている。

神社に置かれている赤い糸をハート形にして「いわし網」に結ぶと幸せが訪れるという。

赤い糸はお一人様一本まで。そっと願いを込めて結んでみてはいかがだろう。

沖ノ島の魅力

沖の島の魅力は、なんといっても美しく透明度の高い海と豊かな自然であるだろう。

天気が良く空気が澄んでいる日は遠くに富士山を望み、地平線に夕陽が沈んでいく様は本当に美しく、いつまでも観ていたい絶景である。

また縄文時代の海中遺跡や秘密の洞窟、むき出しになった地層など、沖ノ島ならではの見どころスポットを探検して欲しい。

秘密の洞窟入口。島内を探検していると見つけることができる。洞窟の先は人気の撮影スポットだ。
秘密の洞窟入口。島内を探検していると見つけることができる。洞窟の先は人気の撮影スポットだ。

最後に

訪れたのは関東で連日猛暑が続いていた時期だったが、沖ノ島は潮風が心地よく、気温は高くても涼しさを感じる。

幸せが訪れるという伝説が残る島で、豊かな自然の中に身を置いてみるのも良いものだ。

【基本情報】
沖ノ島
アクセス:
JR内房線「館山駅」下車後、同駅東口から日東バス「館山航空隊行」乗車。終点で下車し、徒歩約30分。
駐車スペース有(約400台)、無料
※島へ渡る砂浜手前まで車で行くことが可能

【参考資料】
島内掲示文書(沖ノ島宇賀明神保存委員会)
ちば観光ナビ『沖ノ島公園』
館山市観光協会『沖ノ島』

狛犬フェチのフリーフォトライター

はじめまして、フォトライターのmelliaと申します。神社仏閣、歴史に興味があり、地域の魅力とともに紹介しています。なかでも狛犬が好きすぎて、いつか狛犬写真集を出すことが夢です。日本中に数多くある神社やお寺を、より身近に感じていただけると幸いです。現在、栃木を拠点としているため、北関東エリアを中心に活動しています。宜しくお願いします。

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