阿蘇の雄大な自然を満喫して心をリフレッシュする旅を
阿蘇。
世界最大級のカルデラ、今も噴煙を上げ続ける中岳の火口、どこまでも続く広大な草千里、悠々と草を食む放牧された牛たち。
阿蘇と聞くと、その雄大な自然を思い浮かべる人も多いだろう。
今回私が訪れたのは、秋の盛りを迎えた熊本県の阿蘇である。
熊本空港が県北に位置する阿蘇にあることから、熊本を旅する際にはまず阿蘇をゆっくりと巡ってみてはいかがだろう。
阿蘇の魅力
阿蘇は名所も多く一日ではすべてを周りきるのは難しいのではないだろうか。
今回ご紹介するのは、阿蘇の名所である阿蘇中岳火口と阿蘇神社である。
阿蘇中岳火口
阿蘇のカルデラは東西18km、南北25kmと世界有数の規模を誇る。その中で現在も活発な活動を続けるのは中岳である。
一度その火口と噴煙を見れば、地球は生きているのだと改めて実感するだろう。
直径600m、深さ130m、周囲4kmの巨大な噴火口から激しく上がる白い噴煙や周囲の景色は、どこまでも草原が広がり放牧された牛たちが草を食む、穏やかな時間が流れる阿蘇ではなく、荒々しく力強い生命力にあふれた一面を見ることができる。
中岳火口内の湯溜まりは、古より「神池」とよばれ、阿蘇神のご神体として信仰されている。
火口へは火山活動の状況によって近づくことができないこともあるので、事前に阿蘇火山火口規制情報でご確認を。
阿蘇神社
阿蘇中岳から車で30分ほど麓におりた所に阿蘇神社は鎮座する。
全国に500社ある阿蘇神社の総本社であり、その歴史は古く、創建は紀元前282年、約2300年の歴史を有している。
阿蘇神社は、阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神12神を祀る。
古の阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬をあつめてきた。
阿蘇神社の荘厳な社殿群も美しいが、中でも楼門は九州最大の規模を誇り「日本三大楼門」の一つともいわれる。
熊本地震で社殿のほとんどが甚大な危害を受けたが、昨年12月に復旧工事が完了したそうだ。
最後に
阿蘇の雄大な自然に包まれると気持ちが安らぐように思う。
見渡す限りススキが風に揺れる秋の阿蘇も良いが、四季折々の姿を多くの人に観て欲しい。
【基本情報】
阿蘇神社
住所:
アクセス:
・公共交通機関の場合
JR豊肥線「宮地駅」下車、徒歩15分→バス「阿蘇神社前」下車
・お車の場合
九州自動車道「熊本IC」から国道57号を経由して阿蘇方面へ約60分
駐車場:有
バス4台、普通車115台(普通車は30分まで無料、以後は有料)
隣接して市営駐車場70台(有料)
参拝時間:
6:00~18:00
※御札所は9:00~17:00
【参考資料】
撮影地掲示文書(阿蘇中岳火口、阿蘇神社)
阿蘇ユネスコジオパーク
緑息づく火の国の里 阿蘇市 阿蘇市役所