名古屋西区）閉幕間近！「測天量地－江戸の地図づくり・知恵と技－」で伊能忠敬体験＠トヨタ産業技術記念館
トヨタ産業技術記念館（西区）では、12月15日（日）までトヨタコレクション企画展「測天量地 ー江戸の地図づくり・知恵と技ー」が開かれています。
江戸中期から明治初期にかけての貴重な科学技術資料である「トヨタコレクション」。コレクション企画展は「医療」「工芸」「からくり」など、毎年異なるテーマを定め、この時期に開催されています。
■「測天量地 ー江戸の地図づくり・知恵と技ー」
天文、暦、測量のつながりをひもときながら、地図作りの歴史を紹介する企画展。全4章からなり、前半は暦と天文学の関係や、国づくりの基本となった測量を紹介。後半は伊能忠敬の足跡をたどる内容となっています。
現代で見かける道具によく似たものも展示されています。伊能忠敬の名前が入った測量道具も展示。
■体験コーナーで測量の基本をおさらい！
今回は今までにない取り組みとして体験コーナーを新設。自らの足も道具の1つにしていた伊能忠敬を真似して、自分の歩幅を測ってみよう。
筆者も伊能忠敬の歩幅を真似してみましたが（背丈はあまり変わらないのですが）、「しんどい……旅気分じゃいられない！これは仕事！」と思い知る結果となりました。ぜひ体感してみてくださいね。
上は「これだけ精巧なものを作っていたのかと驚いて欲しい」との思いで制作された模型。紐を引くと、伊能忠敬が作った地図（レプリカ）と現代の地図を重ねあわせることができます。「少しずれている？」と思った箇所は後世の埋立などによるもの。南側の沿岸部はぴったりと重なります。
企画を担当したトヨタ産業技術記念館の古里さんは
「知っているようで知らない伊能忠敬にスポットを当てた展示。『改めてすごさを知った』と書かれているアンケートも多いです。伊能忠敬のすごさを肌で感じて、もう一度見つめ直してほしいです」
とおっしゃっていました。
展示は12月15日（日）まで。会期終了後はホームページ（下記）から、臨場感抜群のデジタルアーカイブを見ることができます。
外部リンク：バーチャル展示室360 | トヨタ産業技術記念館
トヨタ産業技術記念館
■住所：名古屋市西区則武新町4丁目1番35号
■開館時間：9時半～17時(入場受付は16時半まで)
■休館日：月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
■入場料：大人1,000円、65歳以上600円、大学生500円、中高生300円、小学生200円
※障害者手帳をお持ちのご本人とその付添の方1名は無料。
■アクセス：
・名鉄名古屋本線：「栄生駅」下車、徒歩3分
・なごや観光ルートバス「メーグル」：名古屋駅バスターミナル11番乗り場「トヨタ産業技術記念館」（敷地内）下車すぐ
■駐車場：220台（無料）
■外部リンク：トヨタ産業技術記念館公式ホームページ
※掲載内容は取材当時のものです。最新の状況と異なる場合がございます。
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