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スパイスに頼らない姿勢が新鮮!【熊本県・ジビエカレー】

猪俣早苗ご当地レトルトカレーマニア

ここのところ、ちょっとしたジビエブームを感じています。
個人的にも注目していることもあり気が付きやすいからか、数年前からジビエカレーの種類がぐっと増えているのです。

ジビエというと「かたい」「くさい」といまだに言われることもありますが、確かに独特の香りはします。時々「お、これはちょっとクセがあるかな?」と思うものもあります。
そうはいっても最近は本当に趣向を凝らして、単に食べやすいだけでなく美味しさも追及してるので色々なものを試すのが楽しくなっています。

今回のカレーは、熊本で『くまもと農家ハンター』としての活躍が話題の、株式会社イノPによるジビエカレーです。

さっそく食べてみよう!

食べやすい大きさのイノシシ肉としっかり形の残った玉ねぎ。
こういう玉ねぎの姿が確認できると、ちょっと嬉しくなります。

イノシシ肉なので「スパイスの強い香りあるかな?」と思っていたのですが、そういったことはなくて、逆にスパイスは弱めで「カレーっぽくないな」という印象です。

口の中でほろっとくずれるお肉はイノシシ感は弱くて、でも普段食べているお肉とはあきらかに違う香りがして、そこがクセになります。

全体的にカレーというよりハッシュドビーフみたいな感じです。
ジビエというとついついスパイスで臭みを消して・・・と、なりがちですが、スパイスに頼らずに親しみやすい味わいに仕上げてあるのは『くまもと農家ハンター』のなせる業かもしれません。

「獲った命を無駄にしない」ということでジビエの利活用が盛んですが、それだけではない思いを感じます。
獲る前の命も大切にしている、獲る立場にあるからこそ出せる味かもしれません。

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ご当地レトルトカレーマニア

ご当地レトルトカレーマニア、ご当地レトルトカレー専門店「カレーランド」代表、(一社)ご当地レトルトカレー協会代表理事 2013年からご当地レトルトカレーに目覚め、食べるカレーはほぼご当地レトルトカレーのみ。独自の視点とルートで仕入れた日本で唯一の専門店「カレーランド」を運営。もっとこだわりたくて2017年12月(一社)ご当地レトルトカレー協会設立。毎年3月2日をご当地レトルトカレーの日に制定。ご当地レトルトカレー最大の特徴、ご当地食材とその地域の魅力からカレーを伝える。

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