インターネット副業を勧める5つの理由
なぜ私がインターネット副業の重要性を提唱しているのかと言うと、それには5つの大きな理由があります。
その5つとは
a.金銭的リスクが著しく小さい
b.複数の収入源を並行して創り出すことが可能
c.これからの時代を生き抜くための必須スキルである情報発信力を身につけられる
d.距離の概念が無い
e.成功も失敗もすべてが素材になる
です。それぞれを詳しく解説します。
a.リスクが著しく小さい
インターネットを活用した副業の大きな特徴として、金銭的リスクが著しく小さいという点が挙げられます。本章で紹介する副業のほとんどが初期費用0円で、在庫も必要なく、自分のアイディアと手間だけでビジネスを始めることができます。普通に考えて、コスト0円で商売が始められるってすごいと思いませんか?
例えば飲食店を始めようと思った場合、事業開始時にかかるコストとして、物件の賃料、店内の造成費、食材費、スタッフの給与など、数百万円は必要になります。自己資金で開業する人もいれば、銀行からの借り入れで開業資金を調達する人も多いでしょう。
すぐにビジネスが軌道に乗り儲けが出れば理想的ですが、最初からうまくいく人は一握りです。多くの人は、多額の負債を抱えながら黒字化を目指して日々努力を重ねていくわけです。
できることなら失敗はしたくないと思う人も多いでしょう。特に会社員の場合は仕事の結果は評価に直結しますので、なるべく失敗・未達成という評価をされないよう堅い目標数値を設定する人も居るでしょう。軋轢を生みそうな新たな業務フローを作り上げるイノベーションよりも、業務改善という小さなバージョンアップを好むことも多いです。
でも、自分のビジネスを生み出す立場になったら、失敗を恐れていたら何もできません。先程も書きましたが、最初のチャレンジで成功する人は本当にごく一部だからです。
そもそも失敗とはなんでしょう?成功の反対でしょうか?よく自己啓発書などに「成功の反対は何もしないこと」だと書かれていますが、これは一つの真理だと思います。最初から自転車に転ばずに乗れる人はいません。最初から人の心に響く文章を書ける人はいません。
転んで膝を擦りむいた、文脈が下手で誤解を生んでしまった。これらは確かに失敗かもしれません。でも、あくまでも経過の一つです。小さな失敗を繰り返し、一つ一つの事象に対して試行錯誤し、経験を積んでいくことによって次第に上達していくものですよね。失敗という言葉に対して必要以上の恐れを抱いてしまうと、その場から何も動けません。
ただ、失敗を続けられない理由が一つあります。それは資金です。資金が尽きてしまったら、それ以上失敗できないんです。初期費用が大きいビジネスはスタート時点ですでに金銭的に大きなチャレンジなので、撤退することもためらってしまった結果として損失を増やし、再チャレンジの資金や気力も無くなってしまうのです。
一方、インターネット副業は初期費用0円です。使っても年間で数千円~数万円レベルです。努力する必要が無いとは言いませんが、初期投資額が小さいことの一番のメリットは「失敗ができる」ということです。
インターネットでの失敗は、サーバーが落ちた、データを間違えて消してしまった、不用意な発言をして炎上した、そんなレベルです。
データが消えてしまったら、もう一度入力し直せばいいだけです。所詮、インターネットでの失敗なんてその程度のもので、リカバリーできるものばかりです。失敗に正面から向き合い逃げないこと、そしてその失敗から学ぶ姿勢が重要です。
極端なことを言うと、失敗し続ける方が逆に難しいです。1年間毎日失敗し続けられる人間なんていません。100回も200回もチャレンジしてみたら、いくつかはうまくいってしまうものです。小さくてもいいから一つの成功事例を実感することができたら、その結果を極大化する方法をまた一つ一つ試していけばいいのです。
さまざまな失敗を経験することによって、自然とやってはいけない、効果が出ないものが体感でわかるようになってきます。効果が出ない方法を避けて、小さな成功事例を積み上げていくだけで以前からは想像もできなかった結果に繋がります。
店舗を構えるのに500万円かかるとしましょう。インターネット副業での年間コストを1万円としましょう。同じ資金でインターネット副業では500回(500年)失敗し続けられます。小さなトライ&エラーを繰り返す、チャレンジする気持ちを忘れない、この経験値の差こそが副業を成功に導く重要な要素なのです。
b.複数の収入源を並行して創り出すことが可能
インターネット副業の特性として、一度、仕組みを作り上げてしまえば、維持していくこと自体はそれほど手間がかかりません。
とはいえ、仕組みが簡単に作れるかと言ったらそういうわけではありません。例えば、中学校の読書感想文以来、しばらく文章を書いていないという人がSNSやブログ、YouTubeなどのインターネットメディアを活用した情報発信で月々3万円の収益をあげられるようになるためには、目安として、半年から1年ほどの時間を必要とします。
労力というのは、文章を書く練習をしたり、写真撮影の練習をしたり、動画編集の実践をしたり、参考書籍を読んだりと、情報発信に関わるすべての要素を含みます。
初めて収益をあげられるようになるまでもかなりの時間を要します。それまでの収益は0円です。非常に効率の悪さを感じることでしょう。でも、少しでも稼げるようになったら、その効率の悪さは逆転します。時間給で働いている時には発生しなかった、継続収入が生まれ始めるからです。
・副業で月30時間の単発バイトをする
時給1000円×30時間 = 3万円
・30時間かけて月2000円稼ぐメディアを作る
月1000円×1年(12ヶ月)=2万4000円
月1000円×2年(24ヶ月)=4万8000円
+情報発信・集客・収益化のスキル&実績
実際にはこんなに単純な話ではありませんが、同じ30時間の労働でも、しっかりと構築したメディアは、継続して収益をもたらしてくれるようになります。2年もメディア運営していれば、月1000円という数字ももっと大きくなり、総額も増えていきます。さらに収益だけでなく、情報発信・集客・収益化のスキル&実績も手に入れることができます。
今の時代、インターネットで情報発信できる、集客できるというのは立派なスキルです。社内のマーケティング部門でも重宝されますし、転職時にもアピール可能です。
月に2000円稼げるようになれば、発信するごとにアクセスや収益は伸びていきます。経験を積み、成功体験を増やし、工夫を加えることで効率的に投稿を増やすことも可能になります。広告の配置や紹介方法を見直すことで、収益額も増えていきます。
この項目ではインターネットメディアでの収益化を事例に出しましたが、クラウドソーシングサービスでも、テキスト販売でも、オンラインサロン運営でも、オンラインショップ経営でも基本は一緒です。
まず1つ収益源を作り、効率化によって空いた時間で、別の収益源を生み出していく。このようにインターネット副業は複数の財布を増やしやすい仕組みなのです。
c. 必須スキルである情報発信力を身につけられる
重要なことなので最初に結論を書きますが、「情報発信力」を身につけることによって人生は大きく変わります。
私の現在の仕事はブログ運営による広告収入だけでなく、書籍の執筆・プロデュース、オンラインサロンの運営、講演活動、企業や個人のコンサルティングサポート、地方自治体や商工会議所のアドバイザーなど多岐に渡っています。もちろん、これらの仕事は最初から発生していたわけでなく、最初はどこにでもいる普通の会社員でした。ただ一般的な会社員と大きく一つ違っていたのは、淡々と何年間もブログを書き続けていたことでしょう。
情報発信し続けている人からしてみたら気付かないかもしれませんが、文章が書ける、人前で自分の考えを述べられる、SNSを使いこなせるというのは立派なスキルです。世の中の大多数の人は、平然とした顔でそんなことはできません。
私は仕事柄、多くの経営者や生産者とお話する機会が多いですが、情報発信の話をするだけで非常に重宝されます。彼ら彼女らは良い製品、サービスは作れても、それを効果的に発信するやり方を知らないのです。自分のメソッドやコンテンツを確立している、業界トップクラスの講師やセラピストも同様です。自分たちの能力を、適切に客層に届けられないのです。
どんないいものを作っても、メッセージを発しなければ、そしてそのメッセージが届かなければ良さは伝わりません。悪いものを作ろうなんて思って活動している生産者なんてどこにも居ません。製品やサービスが良いのは当たり前の時代になっています。
どのお店に行っても、粗悪品や質の悪いサービスを提供しているところなんてありません。当たり前のレベルが上がっている世の中で、自分に最適な製品やサービスを求めている顧客層に情報を届け、興味を持ってもらい、購入する理由を提案していく必要があります。言い換えると、「伝える」という行動が非常に重要になってくるわけです。
作り手側からしてみると、一度使ってもらえさえすれば、食べてもらえさえすれば良さは分かってもらえるという自信があります。私も書籍を書いているので、その気持ちは凄くわかります。でもそれって自分のエゴでしかありません。何度も言いますが、みんな良い物を作ろうとしている、作っているのなんて今の世の中当たり前なんです。これだけ商品が溢れている世の中です。厳しいようですが「食べてもらえれば」、「使ってもらえれば」、「読んでもらえれば」なんて言葉は言い訳にしかならないんです。
私は現在、50冊近く書籍を執筆・監修していますが、スタートはただブログを書いていただけです。コツコツと実績を積み上げて、成功事例の共通項を見つけ出し、理論を体系立て、わかりやすく情報を発信し続ける。こうすることで、チャンスを掴むことができたのです。これは私に限った話ではなくて、情報発信を続けている人には同じような事例が生まれています。
現在の環境で全力を尽くせるか、目の前のチャンスに気付けるか、勇気と根気を持って情報発信し続けられるかどうかで、1年後、5年後、10年後のポジションは大きく変わってきます。
d.距離の概念が無い
4つ目の理由として距離の概念が無いという点が挙げられます。
私は月に1回、運営しているオンラインサロンメンバーに向けてセミナーを開催しているのですが、そのセミナーはZoomというオンラインミーティングツールを使用しています。
私は埼玉に住んでいるのですが、オンラインサロンメンバーは関東圏だけでなく日本全国に居住しています。国内のみならず台湾やオーストラリア、アメリカのミネソタに居住している人もいます。もし都内のセミナールームを借りてセミナーを開催した場合、参加できるのは関東圏のメンバーに限られてしまいます。しかしインターネットを利用したオンラインセミナーであれば、居住地に縛られること無くリアルタイムで視聴することが可能になります。
コロナ禍によってアーティストのライブは制限されてしまいましたが、課金型のライブ配信という新しいビジネスモデルも本格化しました。ライブ会場の場所やキャパシティによって現地で視聴できなかったファンが、配信という仕組みによって一度に数多くのファンが楽しむことが可能になり、同時にアーティスト側もキャパシティを意識せずチケットを販売することが可能になりました。
インターネットの情報発信も同じです。あなたの持っている、だれかの役に立つかもしれない情報を発信することで、世界中にノウハウを届けることができます。世界中に情報を届けられるということは、自分の得意分野でビジネスを展開することが可能になります。
沖縄在住の人が発信した情報でも、瞬時に日本国内にとどまらず世界中に共有されます。英語で書かれた文章であれば、英語圏に住む人たちにもあなたの伝えたいこと事が届きます。もし、海外からの旅行者が、あなたのブログを読んで日本の観光地を巡ってくれたら素敵だと思いませんか。
この考え方は実店舗でも一緒です。埼玉においしいパン屋さんがあったとしても、そのパンを買いに北海道からはお客様はやってきません。交通費を掛けてまでその場所に足を運ぶというのは大きなハードルになります。でも通販でその美味しいパンを販売してくれたら、欲しい人は喜んで購入します。もちろん賞味期限と発送の問題はありますが、一箇所に場所を構えているだけよりも、ビジネスチャンスは広がります。
e. 成功も失敗もすべてが素材になる
私は情報発信に失敗という概念は無いと思っています。
「やってみてうまくいかなかったら、うまくいかなかったことが一つわかったという経験値が増える」んです。途中で止めてしまうから失敗という考えになるだけで、ずっと続けてさえいれば単なる通過点でしか無いんです。言葉遊びに感じるかもしれませんが、この考え方はインターネットでビジネスを展開する際には非常に重要な心構えになります。
私は過去に自分のノートパソコンに焼酎の水割りをこぼして、キーボードが使えなくなったことがあります。こぼしたと言うより、「ぶちまけた」という表現の方が正しいかもしれませんが、とにかくノートパソコンのキーボードが水浸しになったわけです。
自分の不注意は棚に上げて、「おおお、焼酎ふざけんな!」で終わらせてしまったら単なる失敗です。でもそれを料理して、なにか世の中の役に立つ情報に変えられないか考えた結果、
・まずは可能な限り拭き取って、乾燥させる
・修理窓口への依頼方法
・キーボードの修理代
・修理以外に対応できることはないか
という情報を導き出すことができました。内容的には、修理代が7万円かかるのに比べて、外付けキーボードが数千円で購入できたので、ノートパソコンなのにやたら荷物が多くなったというオチに持っていったのですが、発信することで失敗がネタに昇華するわけです。
XPS13 Graphic Proに焼酎の水割りをぶちまけたら大変なことになったというお話
この記事はかなり読まれることになりました。(個人的には恥が公開されるので微妙な気持ちではありますが)
注意点としてネガティブな情報をそのまま投げつけてはいけません。あなたの愚痴を読みたい人はいないからです。どうすれば改善できるのか、あるいは面白くできるのかを考えて発信に繋げましょう。ネガティブで終わらせるか、ポジティブに転換するかはあなたの気持ち次第なのです。