【川崎市川崎区】ザ・ベストテン世代を胸熱にした昭和の大御所・パタパタが引退 記念乗車券第二弾も
ここ1ヶ月くらい、私が稽古に行くときに通っている京急川崎駅は、いつもより多めの人で賑わっていました。
その理由はこれ、
ついに日本の鉄道駅で最後まで頑張っていたこの京急電鉄のパタパタが、11日の終電をもって引退となりました。
パタパタ
そもそも、パタパタってなんなんでしょ。
フラップ式案内板、なんて言われるより「パタパタ」のほうがなんとなくなじんでしまうのは、床屋さんのアレをサインポールと呼ぶより「くるくる」と呼ぶ方がわかるのと同じく、それが人間の感覚にうったえてくる表示の形式だからなのかもしれません。
(思わず検索した「ベストテン」の動画。パタパタも威勢がいいですが、少女A = 明菜ちゃんが可愛いので昭和の人はそっちの沼に連れて行かれること請け合いですw)
なんとなく「ドキドキ」させてくれる効果があるんですよね。このフラップ式というのは。
日本の鉄道では、昭和30年前後にいろいろな駅で使われるようになったんだそうです。同時期にテレビ業界でも、手書きのフリップボードから、字幕などの技術が発展するまでの間に活用されたそうで、そのいちばんの例がベストテンだったわけですね。
別れを惜しむ人多数
先月の終わり頃に、京急川崎駅を通った時にすでに、たくさんの人がお別れを惜しみに来ていました。
京急さんは、カワケイでもよく扱わせていただきましたが、鉄道ファン垂涎の面白いイベントを仕掛けてくれることでも定評がある鉄道会社ですね。
こちらのイベントなどは、コロナ禍となった今見ると隔世の感がありますが…
本当に多くの方が喜んで楽しそうに電車の中で乾杯していたのが印象的なイベントでした。
京急川崎駅
あるあるですが、ご多分にもれず京急川崎駅も、JR川崎駅からはまあまあ遠いのでご注意を!慣れるとあんまり気にならないんですが、乗り換え駅としてカウントするのはやめておきたいところです(笑)
さまざまなメディアにも取り上げられて、個人でもSNSにあげている方が多くいたので、記事するかどうかは迷ったのですが、一応記録にはとってありました。
そして、この駅を越えた向こう側にあるダンススクールに出入りしているので、そちらへの行き帰りにも、パタパタの撮影を狙ってみたことがあります。
しかし…
一応見える(音も聞こえる!)けど… やっぱり遠すぎますね。
やっぱりホームで
というわけで、やっぱりホームで撮影させていただいた方の動画もあげておきます。(笑)
こちらの案内板、11日の終電でお役目を終えて、12日朝からはLEDの電光版に切り替わっているようです。
引退記念乗車券も
もちろん、こんなに話題になっているものを放っては置かないのが京急さん!(笑)
(素敵なファンサービスだといつも思っております)
ご要望にお応えして「パタパタ」発車案内装置引退記念乗車券 Ver.2を受注生産制で発売します、と上記のウェブサイトにご案内がありました。
2月はじめに倍率6倍で売り切れたあの記念チケットの再販なんですね!
(当選された方のツイートが、チケットの内容もよくわかって素敵なのでご紹介させていただきます)
Ver.2の販売については、2月14日(月)15時から京急さんの特設ページでお知らせがあるそうなので、手に入れたい!というかたはぜひチェックしてくださいね!
グッズも売り切れ
オンラインショップで売っていたパタパタグッズ(定規など)は売り切れてしまったようですが(本当にすごい人気!)こちらも追加製作を検討中とのことなので、気長に待ってみましょう!
そうそう、忘れちゃいけないのは、京急川崎駅の中には日本初の鉄道ホームにあるキムチの自販機が設置されています。
以前に別のクリエイターさんが書いた記事「【京急川崎駅】駅のホームにキムチ自販機?! 地元川崎の味をお手軽購入」(https://creators.yahoo.co.jp/nakaco/0100116289)もぜひご参考にしてくださいね!
私は時代を彩った昭和歌謡の名曲の数々を思い出しながら、自販機から連れ帰ったヤンニョムクリームチーズ(お土産にとっても人気!)をつついています(笑)
パタパタの大御所感。
昭和歌謡でいえば「あの鐘を〜鳴らすのーは♪」ならぬ、最後の「パタパタを〜鳴らすのーは♪」…京急さん。
長い間ありがとうございました! 昭和の風景が一つまた消えていくことに一抹の寂しさを感じながらも、新しい時代の風を、赤い車体とともにこれからも吹かせてくださることを楽しみにしています♪