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終了間際にお互いにPKが与えられて、浦和レッズがG大阪に手痛い引き分けに終わる

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第32節。浦和レッズはG大阪をホーム・埼玉スタジアムに迎い入れての一戦となった。前節、ヴィッセル神戸に5失点の大敗を喫した浦和レッズは、目標としているアジアチャンピオンズリーグ出場圏内を目指して、負けられない一戦となった。

サポーターもこの一戦に向けて、バックスタンドのアッパースタンドに「ASIA」を描いたビジュアルサポートを行い、アジアに向けた思いを示していた。

試合は、前半の立ち上がりから浦和レッズが決定機を作り出す。しかし、シュートは枠を捉えることができない。前半の34分には、今日FW起用の明本考浩が負傷交代。浦和レッズは決めきることができず。前半は0-0のスコアレスで折り返した。

後半も互いに決定機を作るもなかなかシュートを決めきることができない中で、試合終了間際に試合が動き始める。90分、FW江坂任のシュートブロックに対して、ガンバ大阪ディフェンダーがVARによるチェックが行われてペナルティーエリアでのハンドと判定されてPKに。このPKを江坂任が決めて、浦和レッズがついに勝ち越した。

しかし、その直後の91分、今度はDF岩波拓也がペナルティーエリアでのハンドと判定されてガンバ大阪がPKを獲得。これをFWパトリックが決めて1-1の同点に。試合はこのまま終了して1-1の引き分けで終了した。浦和レッズとしては勝利を目前に、勝利を取りこぼしてしまう手痛い引き分けとなった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「試合全体を通しても良かったと思います勝ちにふさわしい内容で、もっと点が入ってもおかしくないと言われるような内容だったと思っています。ただ、最後の最後まで何が起こるか分からないので、審判が笛を吹くまで結果は決まらないので、そこで我々はするっと勝ち点2をこぼしてしまったと思います」と、試合を振り返った。

左サイドから再三チャンスを作り出していたDF山中亮輔選手も「チームとしてやりたいことは表現できていたと思いますし、前半もほぼワンサイドゲームで試合を出来ていましたし、あとは得点だけでしたので、そこの良い時間帯に得点ができないと難しいゲームになるという試合でした。目標のACL出場権獲得を考えると、今日の試合は勝ち点3を取らないといけなかったので、惜しいだけでは上に上がって行けないので、悔しい気持ちの方が全然強いかと思います」と、試合内容に手ごたえを感じながらも結果に悔しさをにじませていた。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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