【富士宮市】市内唯一の下水処理場のアピールポイントとして復活させてと願わずにはいられない『鳴沢の滝』
1982年3月に完成し、同年4月から供用が開始された星山浄化センター。
星山浄化センターは家庭や工場から排出された汚水を集め、ごみや小石・砂を取り除いた後、微生物の働きにより汚れの成分を分解し、消毒してから富士川に放流している市内に1ヶ所しかない下水処理場です。
この星山浄化センター近くに市民でも知る人の少ない『鳴沢の滝』があり、ホタルの生息地にもなっているとの情報を頂いたので見に行ってきました。
滝の前だと思われる白い柵には『ホタルの里』と書かれています。
真正面の石には金色で『鳴沢の滝』と彫られた石があるので、ここで間違えなさそうです。
虫の鳴き声に交じって滝から流れ落ちる水の音が聞こえるので、目を凝らして生い茂った草木の中を注意深く見ると勢い良く流れ落ちる滝が垣間見えました。
流れ落ちた水は、木で作られた水車の下に流れ出していますが、水車は機能していませんでした。
星山浄化センターで下水処理した水が綺麗なのをアピールする為に作られた『鳴沢の滝』ですが、僅かにしか見ることができず残念な感じでした。
何年か前に訪れた方の写真などを検索すると、身近にこんな見どころがあったら嬉しいなと思えるくらいの滝でしたので、市内唯一の下水処理場のアピールポイントとして復活させて欲しいと希求しながら、この場を後にしました。
鳴沢の滝
アクセス:星山浄化センター(富士宮市星山770-1)より北へ約100m