東近江市と龍谷大学社会科学研究所の共催展である「よみがえる明治初期の山村の土地利用ー永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るものー」が、山路町にある東近江市能登川博物館にて現在開催されています。

ギャラリー内にはそのイベント名どおりに、数多くの地券取調絵図(地引絵図)が展示されています。

それぞれの絵図の下部などに、グーグルマップを印刷したプリントが貼られているので「ああ、この図は今でいうとこの辺りなのか」という見当ががつけやすくなっています。

ギャラリーの奥の展示屋内には、特に大きな絵図が置かれています。実際に足を運んでみると「想定よりも大きい」と感じる方が多いことかと思います。
これまでの企画展と同様に入場料や観覧料は不要ですし、大変見所の多い企画なので、お暇な方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

また館内では東近江市立能登川南小学校の児童たちによる発表も、現在展示中です。

小学生の手書きによる「きたない」「にごっている」「ゴミが多い」「よごれている」などのコメントを目にすると、現地に足を運んで調べた際に「……うわぁ」と眉をひそめた子供たちがいたのだろうという想像が膨らみ「地域をもっと綺麗にしなければ」といった率直な思いも湧いてきます。

地域の自然環境に関して思い返す、良い機会にもなるかと思います。
なお、地域の自然といえば、伊庭内湖周辺の環境保全活動のひとつでもある「ヨシ刈り」の参加者が、2023年12月1日まで募集中です。

【よみがえる明治初期の山村の土地利用ー永源寺地区の地券取調絵図(地引絵図)が語るものー】
開催地
滋賀県東近江市山路町２２２５
開催期間
2023年11月25日～12月24日
開館時間
午前10時～午後6時
電話番号
0748-42-6761