【松山市】穴場パワースポット「高縄山」を散策。千手杉、高縄寺など見どころ満載!
松山市は穏やかで美しい瀬戸内海に面しており、自然豊かな町です。歴史的建築物も多く現存し、手軽に歴史や文化に触れられるのも松山市の魅力的なところ。今回は自然や歴史に触れられる、個人的パワースポットをご紹介します。
山頂一帯が奥道後県立自然公園に指定されている高縄山(たかなわさん)。地元の方々の信仰を集めてきた霊山です。今回は道後方面から国道317号線で今治に抜けるルートから行きました。北条方面からも行けるようです。
日浦小学校を過ぎたあたりで、「高縄山入口」という看板のところを曲がると山道に入ります。山道は広くないので離合は注意が必要ですが、車はさほど多くなく、まさに穴場! サイクリングやツーリングをしている人が多いです。
道中、河野川の源流を示す石碑を発見。
ここから湧き出る水が北条へ流れ、瀬戸内海に繋がっています。高縄山は山頂付近まで車で行くことができます。
駐車場は20台ほど停められ、中型バスくらいまでは通行可能のようです。お手洗いも利用しましたが掃除が行き届いており清潔でした。駐車場から山頂まで約800m。緩やかな坂で小さなお子さんでも歩いて行けそうです。山頂には電波塔が建っており、登ることもできました。
展望台からの眺めは最高。撮影は2021年9月末ですが、11月頃は山々が色づき、紅葉が見頃ではないでしょうか。
高縄山の駐車場とさんの間に、高縄寺があります。伊予国の戦国大名「河野道宣(こうのみちのぶ)」が建立した歴史あるお寺です。
毎年10月第4日曜日、豪族・河野氏を顕彰する「河野氏まつり」がひらかれ、郷土芸能の伊豫漫才や獅子舞の演舞が奉納されます。また、8月の夏祭りでは山伏の姿をした行者が境内で護摩を焚き、信者が火生三昧(火渡り修行)法要を執り行います。
本尊の千手観音は、夏と秋のまつりの2日間だけご開帳されます。
静かで厳かな雰囲気のお寺なのでぜひ隅々まで見学してみてください。
高縄山は遊歩道もあり、散策可能です。基本的にどこも綺麗に整備されており、安心して歩くことができます。トレイルランしている人もいました!
そして松山市の指定天然記念物の千手杉を発見。
奇しくも先ほど紹介した高縄寺の本尊の千手観音像に形が似ているのは、偶然なのかはたまた…なんだかロマンを感じます。看板によると、千手杉の下部分の大枝は枯れていますが、他の大枝や根元は元気だそうです。杉の巨樹でこのような形は珍しいそうです。パワーをもらえますね。駐車場に、高縄山遊歩道ガイドが置いてあります。
高縄山は自然豊かで季節によって様々な動植物を観察することができます。ガイドブック片手に歩いてみると楽しいです♪ 今回はサラシナショウマに群がるたくさんのアサギマダラに出会えました。
自然いっぱいで歴史にも触れられる穴場のパワースポット。ぜひ行ってみてくださいね♪