毎年8月最終週の土日に執り行われるお祭り「綱島諏訪神社例大祭」。

2024年は8月24日（土）宵宮祭～25日（日）本祭の2日間で開催されます。

※宵宮祭…前夜祭

綱島諏訪神社は綱島東、綱島駅から日吉方向に徒歩5分ほど歩いた高台に位置する神社で、綱島街道沿いに参道入口があります。毎年夏の終わりに行なわれるこのお祭りでは6つの町会からそれぞれ大人神輿や子供神輿、山車（だし）などが出て、2日間にわたり街中を練り歩きます。

お神輿はそれぞれのエリアを渡御（とぎょ：神輿が進むこと）しますが、日曜午前の宮入りと日曜夕方から神輿が綱島駅前に集まる六町連合渡御では、辺りが大変な熱気・迫力に包まれます。

神輿の数など横浜市内でも有数の規模を誇るこのお祭り。お祭に関わる人々にとって「夏の集大成」「締めくくり」ともいえる行事で、神輿の担ぎ手を中心に日曜夜のフィナーレまで全力で盛り上がる、まさに地域の一大イベントとなります。

また、綱島東の神社参道付近では多数の夜店が出店。屋台グルメやくじ引き・金魚すくいなどバリエーションも幅広く、たくさんの人でにぎわいます。昨年（2023年）はコロナの影響で4年ぶりの開催となったこともあってか、暗くなってからの時間帯は人が満足に通行できないほどの盛況ぶりでした。

ただ、その盛り上がりの裏ではゴミの放置や私有地への無断立ち入りなどの問題も起こっており、そのことについて近隣住民から町会へ多数の声が寄せられていたといいます。綱島東１～2丁目にあたる「中町」の祭礼実行委員の方のお話では、今年は昨年の問題を受けて、地域の有志で見回りを行なうそうです。

一方、同じく中町祭礼実行委員の方のお話では、おもに祭りを運営する町会役員は高齢化が進んでいるとのこと。そんな実情も踏まえると、このような盛大な祭りをこれからも平和に維持するには、運営側など特定の方々の力だけに頼るのでは不十分といえるでしょう。綱島内外さまざまな場所から人が集まると思いますが、来場客一人ひとりがマナーを守って参加する意識が必須です。来場される方は、ぜひそのようなことも心の片隅に置きつつ、夏の夜を楽しんでもらえると良いなと思います！