新型コロナウイルス感染症がまん延して、様々なイベントが中止に追い込まれました。例年、倉敷美観地区で開かれていた「ハートランド倉敷」もそのひとつ。2年連続で中止となりました。しかし2022年は3年ぶりに開催が決定。延期を経て、はじめて8月に、夜のみの開催に。はじめて尽くしのイベントを紹介します。

初の8月、夜のみの開催

例年、5月の日中と夜間に開催されていたハートランド倉敷。場所は倉敷美観地区で、こちらは例年どおり。初日の8月19日はオープニングセレモニーがありました。

初日に何人もの知り合いに遭遇。「やっぱりそだちさん(筆者)が来ていると思ったよ。イベントのあるところに必ずいるよね」と何人かに言われました。そう言われたものの、言っている相手もイベントにいるのでお互いさまです。

ほかに例年と違う点は、期間中に毎日開催されることです。平日休みのひとも行きやすくなりました。

見どころ

イベントの見どころは大きく4つあります。

倉敷物語館 ～バンブーエリア～

倉敷美観地区の入口付近にある、江戸時代に建てられたと言われている建物です。400個の和ちょうちんと希莉光(きりこ)あかりが広間を彩っていました。

※希莉光あかりは、倉敷美観地区でお盆につるされる倉敷切子灯篭をヒントに、切子の造形美を残し作られたもの

様々な絵柄の希莉光あかり。藤の花、くらしき川舟流し、睡蓮など、倉敷美観地区で見られるものが描かれています。

倉敷川 ～ウィステリアエリア～

川沿いをライトアップしています。柳にライトを当てているものや灯篭が置かれて、幻想的な通りに。

倉敷館

かつて倉敷の町役場だった倉敷館も注目スポットになっています。建物にプロジェクションマッピングを投影。静止画だけでなく、動画も撮りたくなる場所です。

倉敷アイビースクエア ～ジーンズエリア～

ジーンズエリアと名付けられたとおり、ジーンズ色に染まっています。通りが青くライトアップされ、いつもと違う幻想的な雰囲気に。

池も青色に染まっていました。

見上げると色合いが違うジーンズが。

特別公開の建物も

協力イベントとして有隣荘では夜の特別公開「一期一景」が行なわれています。ふだんは非公開で、なかにはいれない建物なのでとても貴重。大原美術館の創始者、大原孫三郎の旧別邸です。

1日限定50名で、ウェルカムドリンクが付いています。

夏の倉敷美観地区の夜を楽しむイベント

日が落ちて涼しくなってからのイベントは過ごしやすく、ゆったりできました。様々な灯りに彩られた倉敷美観地区はどのエリアも幻想的です。夏の思い出作りにおでかけしてみてはいかがでしょうか。