【相模原市】相模原市消防局「デザイン防火衣を制作した女子大生を表彰」
デザイン防火衣を制作した女子大生を表彰
相模女子大学との包括連携協定に基づく事業「デザイン防火衣制作」が、相模女子大学生活デザイン学科の授業で昨年4月からスタートし、11月に開催された相模女子大学学園祭の学生によるファッションショーで披露されました。
消防フェアでの防火衣の試着体験やSNSによる発信を行うことで、若い世代をはじめとする市民への火災予防思想の高揚に繋がりました。
1月23日、「デザイン防火衣」が火災予防啓発に役立てられているとし、相模女子大学学芸学部生活デザイン学科の学生に、消防局長から消防協力表彰として感謝状が贈呈されました。
緊張の面持ちでスタートした授与式でしたが、最後にはみなさん笑顔笑顔で名残惜しさをも感じるような式となりました。
授与式の様子をお伝え致します!
(取材/撮影ご協力:相模原市消防局・相模女子大学学芸学部生活デザイン学科)
昨年11月、相模女子大学「第53回相生祭」でデザイン防火衣お披露目ステージが開催されました。
あれから2ヵ月、消防局の講堂に並べられたデザイン防火衣を見て、「授与式の取材もできるなんて嬉しいな」と感慨深くなりました。
授与式では、小松消防局長から学生ひとりひとりに感謝状が手渡され、記念撮影が行われました。
授与式のあとは、学生たちと森副市長、小松消防局長らがトークセッションを展開。
それぞれの製作期間の思い出、消防体験を通して学んだことなどを語りました。
インタビュー
感謝状をいただいた感想は?
鮫島 美咲さん
このような感謝状をいただくことは初めてなので、とても嬉しいです。
また、これまでの達成感も改めて感じています。本当に嬉しいです。
小林 歩さん
このような素晴らしい感謝状をいただいたことにまだ実感がわいていないのですが、感謝状に記されている文字を読んでいると、これまでの努力が形になって返ってきたのかなと思ったりもしています。
私たちにとって大きな、そして大切な経験になったと思います。
重野 桃子さん
感謝状をいただく前から「やってよかったな」という気持ちがありましたが、実際にこうして感謝状をいただくことでより実感が増しました。
自分のデザインを通して、あまり消防を知らない方にも伝わることがあればいいなと思いました。ありがとうございます。
小松 未奈さん
デザイン関係のもので表彰されるのは初めてのことなので、率直にすごく嬉しいです。今後デザイン関係のことをやっていても、表彰されることはなかなかないと思うので、今回の経験を大事にして今後も頑張っていきたいと思います。
平尾 ももさん
私が製作した防火衣が少しでも火災予防対策に協力できたこと、素敵な感謝状をいただけことがとても嬉しいです。
小木曽 芽衣さん
このような感謝状をいただいたことがないので、新鮮で素晴らしい経験をさせていただいたなと思っています。本当に嬉しいです。ありがとうございます。
角田千枝教授
このような過分な感謝状をいただき、感謝しております。
通常の授業では、「自分の課題」と思ってしまうところですが、今回は自分が製作したものを実際に活用していただけるということが学生たちにとっては大きな充実感とともに喜びになったと思います。
このような機会を与えてくださった相模原市消防局のみなさまには本当に感謝しております。
有難うございました。
木村消防士長を囲んで
最後には木村消防士長を囲み、学生さんたちから感謝のメッセージと素敵な贈り物がありました。
贈り物は何かというと…
デザイン防火衣がプリントされたすてきなTシャツでした。
Tシャツを胸にあてながら、「冬用は?笑」などとおどけてみせる木村消防士長。
きっと、嬉しい気持ちに加えてさみしさが込み上げていたに違いありません。
学生さんたちの笑顔、木村消防士長の笑顔、それを見守るまわりの方たちの笑顔…
本当にあたたかくて素晴らしい授与式でした。
「大学に産学連携のご提案をしたのが一昨年の11月。1年3か月もこの企画に携わらせていただきました。学生さんたちからこのような贈り物をいただき、とても嬉しく思っております。
また、これで終わりということではなく、消防局として市民のみなさんの命を守るために、今回デザインしていただいた防火衣を活用しながら、さらに火災予防を普及していかなければと改めて感じております。
長い期間でしたので、学生さんたちと絆も深まったと思っています。素晴らしい経験をありがとうございます。学生さんたちの輝かしい未来を心より祈念しております。」
相模原市消防局 予防課 消防士長 木村 優大