【相模原市】相模原消防局×相模女子大学コラボ「デザイン防火衣」がお披露目されました!
「もっと消防を身近に感じてもらいたい!」
相模原市消防局では、11月の火災予防運動期間中に開催される「消防フェア」に向け、相模女子大学学芸学部生活デザイン学科とのコラボレーションによる“世界で1つだけの「デザイン防火衣」”づくりのプロジェクトを始動しました。
みんなが「着たい!」と思える防火衣を製作し、“たくさんの方に消防を身近に感じてもらいたい”そんな想いがつまったプロジェクトです。
そこで今回は、11月3日・4日に開催された相模女子大学「第53回相生祭」でのデザイン防火衣お披露目ステージの様子をお届けします!
(取材/撮影ご協力:相模原市消防局・相模女子大学学芸学部生活デザイン学科)
相模原市消防局×相模女子大学コラボ「デザイン防火衣」
相模原市消防局とともにデザイン防火衣を製作したのは、相模女子大学学芸学部生活デザイン学科の6名の学生さんです。
よく晴れた秋空のもと、6名の学生さんが「相生祭」のステージに立ち、デザイン防火衣8点をお披露目しました。
信頼と空 重野桃子さんデザイン
消防士の信頼性と安心感からデザインを考案。
優しさを感じられるような曲線的デザインにブルーとホワイトの水玉模様をちりばめ、消火剤や水を表現しています。
危険と炎 重野桃子さんデザイン
消防活動の危険性からデザインを考案。
強さを感じられる直線的デザインに、炎や消防をイメージさせるオレンジやレッドを使用しています。
命炎 鮫島美咲さんデザイン
消防士は人の命を守り繋げていく。
そして、人は産まれる時に臍の緒により命が繋がれている。
そこで、その「繋がる命=臍の緒」を、服の上に施した紐状の反射材で表現しています。
また、消防士の炎のような熱い情熱や逞しさもデザインされています。
命花 鮫島美咲さんデザイン
消防士は人の命を守りつなげていく。
そして、人は産まれる時に臍の緒により命がつながれている。
そこで、その「繋がる命=臍の緒」を、服の上に施した紐状の反射材で表現しています。
オリジナルプリントには、花のような小さな命でも守り抜く消防士の勇敢さが描かれています。
HERO 小木曽芽衣さんデザイン
消防士というと強く勇敢な側面に注目されがちである。
しかし、実際は平常時の側面と激しい消火活動時の側面とがある。
そこで、平常時を「レディサイド」、戦い抜いた後を「ヒーローサイド」として、その二極化をアシンメトリーで表現したそうです。
EASY to MOVE 平尾ももさんデザイン
防火衣のかっちりとしたイメージから離れたジャージをもとに、ラフにゆったり着こなせる親しみやすい防火衣を考案。
また、このゆとりにより生地と身体に空気層ができるため、熱傷のリスクの軽減が期待できます。
Water Blue 小林歩さんデザイン
炎と対の存在の水。
その存在は涼しくて、清らか。
そんなクリアな印象の水をもとに、消防のイメージである「熱い」「炎」とは反対のクールな感じのデザインになっています。
つなぐ。 小松未奈さんデザイン
様々な歴代の防火衣をオマージュしたデザイン。
色合いは相模原市の市の鳥である「ひばり」をモチーフにデザインされています。
2022年4月、製作参加メンバーが決定してから11月のお披露目まで約7ヵ月。
その間、消防署を訪れて一日体験をするなど、実際に消防の現場に触れ、体感することでデザインのイメージを膨らませてきました。
使用できるカラーや素材に規定があるため、その規定の中でいかにデザイン性を高められるか、といったところが難しかったそうです。
トークセッション
お披露目の後、相模原市森副市長、菅谷南区長、相模原市消防局、公益社団法人相模原市防災協会、相模女子大学のみなさんとのトークセッションが行われました。
トークセッションでは、角田先生をはじめとする6名の学生さんが、デザイン防火衣製作を通して感じたことなどをお話するなどして、終始なごやかな雰囲気で相互の交流を深めていました
今回の取材では、デザイン防火衣を通じて消防を身近に感じることはもとより、学生さんたちが前向きに取り組んできたその背景に心が打たれるようでした。
純粋に、学生さんたちが一生懸命取り組んで製作した素敵なデザイン防火衣が、“たくさんの方の目にとまりますように”と、思っています。
デザイン防火衣は、今月13日(日)に横山公園で開催される「ねんりんピックかながわ2022」の「消防フェア」でも観覧・試着体験をすることができます。
ぜひ、ご家族やお友達をお誘い合わせのうえ、足をお運びください♪