【特別支援級】見学後ますます不安に…それでも小1長男を支援級に決めた理由
こんにちは!星河ばよです。中1の長男が発達障害グレーで、特別(以下、支援級)に在籍しています。
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そろそろ小学校や中学校の支援級の見学の時期でしょうか(すでに終わってるよー!と思われていたらすみません)。
「子どもを支援級にするか、しないか」ってすごく悩みますよね。自分のことじゃなくて、わが子のことだからというのも大きいと思います。
・支援級にはどんな先生がいるのか?
・どんな指導方針なのか?
・子どもに合うのか?
・学校にいる間はずっと支援級で過ごすのか?
・通常級でのお友だちはできるのか? …など
私はこんなふうに悩んでは一人でよく頭を抱えていました。なにしろ自分が小学校のときの支援級はいつも扉が閉まっていて、中でどんなことをしているのか全然わからなかったのです。わからないって不安ですよね。
私の経験をふまえて、支援級の見学をする人へ、どうしても1つだけ伝えておきたいことがあります。
それは、見学した内容がすべてではない、ということです。
支援級の先生にあいさつをしたが無視された
長男が年長さんの当時、学区の小学校の支援級をさせてもらいました。
教頭先生の案内で支援級の1つの教室を見学、そこには子ども数人と1人の先生が何やら学習中でした。
その先生に「こんにちは。すみません、見学させていただいています」とあいさつをしたのですが、スルー。私の声が聞こえなかったのかもしれません。
ですがその後、教頭先生が同様にその先生に声をかけたのですが、やはり無視。ただそれだけといえばそれだけの出来事なのですが、私はなんだか怖くなってしまいました。
「長男がもし支援級に在籍したらこの先生のもとで指導を受けるの」「大丈夫だろうか」と。
私の心は支援級に傾いていたのですが、また新たな不安が生まれてしまったのでした。
それでも支援級に決めた理由
長男を支援級に入れるか、決断までにかなりの時間を要してしまいました。
当時保育園で過ごしていた長男は、先生の話を聞いていなかったり、みんなが先生の指示で活動しているのに一人で本を読んでいたりしていました。
長男を支援級に入れた方がいい理由はいくつもあるけど、入れなくていい理由が見つからなかった。
それでも悩んで悩んで、ようやく辿り着いたのが
長男を通常級に入れなくていい理由があるのか?
ということでした。
人生でこれほど時間をかけて悩んだことはないかもしれません。そのくらい時間をかけて支援級に決めました。
自分のことならこんなに悩まないけど、実際に在籍するのは長男。自分の決断が長男の学校生活を左右する——と思うとめちゃくちゃ悩んでしまいました。
もともと教育委員会からも「支援級が望ましい」と書類で言われていたし、
最初に交流級(通常級)に在籍させて様子を見てから支援級に移籍させると子どものプライドが傷つくこともあると聞いていた。
それに、来年度あの先生が支援級にいるとも限らない、と思ったのも後押しになりました。
支援級に決めて良かった
長男は翌年小学校に入学、支援級に在籍させました。
支援級の担任の先生は転任したばかりの、笑顔の優しい先生でした。
支援級にはちょっとしたクールダウンスペースもあり、交流級(通常級)でどうしても給食を食べたくない場合などそこで食べることもできるなど、子どもの不安を受け止めてくれるような場所で心強かったです。
私は初めのうち「いずれは交流級(通常級)に移籍したい」と思っていましたが、やがて支援級は長男にとって落ち着ける場所、なくてはならない居場所になり、望んで卒業まで在籍しました。
例のあいさつスルー先生はどこへ行ったのか。まるで幻だったかのようにどこにもいませんでした…
まとめ
もしあなたが支援級の見学をして不安になったとしても、見学した内容がすべてではない、ということを頭の片すみにでも入れておいてください。
見学した内容は、支援級のいつもの日常のほんの1コマにすぎないし、逆にイレギュラーな日の1コマかもしれないからです。
せっかくわが子のために足を運んだわけですから、疑問に思ったことはその場で質問して、不安要素は1つでも解消してから帰りましょう。
間違っても私のように疑問を解消せずに帰ってはいけません。のちのち不安を悶々と抱えるはめになりますから。
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