【京都市】右京区『太秦』の「太秦キネマ・ストリート」&「大映通り商店街」で日本映画の歴史を体験!
【京都・太秦】キネマ・ストリート&大映通り商店街
京都が日本映画の発祥地であり、今でも撮影のメッカとされているのをご存知ですか?
その中でも、大映通り商店街は「太秦キネマ・ストリート」として復活しつつあります。
今回は『大映通り商店街』をご紹介!
大映通り商店街
大映通り商店街は、大映・松竹・東映の3撮影所に囲まれた商店街をいいます。
「賞狙いの大映、監督(重視)の松竹、俳優(重視)の東映」など言われました。
全長約700mの通りで撮影所が近いこともあり、映画人御用たちのお店が並びます。
かつてはちょんまげに刀を差した侍やお姫さまの衣裳に着飾った役者たちがお茶をしていたり、買物をしていたり、といった風景が当たり前のように見られました。
映画フィルムをモチーフとした塗装が施されたお店や、映写機の形をした街頭などで商店街の雰囲気を作っています。
帷子ノ辻駅側から商店街に入ると、元祖特撮映画『大魔神3部作』のヒーローでイベント用に作られた6mを超える大きさの大魔神像に出迎えられます。
2013年3月14日に修復された大魔神像を「キネマのまち太秦のシンボルに」と設置されました。
合言葉は「いらっしゃいまじん」。
どうやら、この設置にかんしては裏話が…なんと、地元の人に相談を受けた老舗会社「高津商会」の敏腕社員である荒川さんの発案らしいです!(荒川さん談)
商店街沿いには、通称「三吉稲荷」と呼ばれる映画ゆかりの神社があります。 木嶋神社(このしまじんじゃ)の境外末社です。
藪の中から出てきた二つのご神体「三吉稲荷大明神・中里八幡大菩薩」が祀られています。
境内には日本映画の父と呼ばれる「牧野省三先生顕彰之碑」もあります。
牧野省三の孫に、今は亡き実力派俳優の長門裕之、津川雅彦の兄弟がいました。
2021年8月に創立50周年を迎える大映通り商店街振興組合と、2020年3月25日(水)に嵐電が開業110周年を迎えた京福電気鉄道株式会社は 「映画の日」である12月1日(火)に映画の神様として知られる太秦の「三吉稲荷神社」に、映画関係者らと共に合同参拝を行いました。
その際に、「三吉みたらし」のみたらしだんごが振る舞われたそうですが、いつ開いてるのかわからない「幻のみたらしだんご」と呼ばれてます。
三吉稲荷神社絵馬は、カチンコの形をしています。(絵馬は「キネマ・キッチン」さんで購入)
「傑作祈願」と言われるこの絵馬ですが、絶賛上映中の松竹映画100周年記念作品である、山田洋次監督の映画「キネマの神様」https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama/に出演中の俳優さんのものが見れました。
この商店街は、映画「仁義なき戦い」(東映)の多くのロケが行われたことでも有名です。
「太秦温泉」さんでは、飲めるほどの綺麗な地下水を使用しており、里見浩太朗さんも入浴されたり数々のロケに使用された銭湯です。
老舗薬局である「くさかべ薬局」さんでは、「科捜研の女」の撮影がされ、いまでも沢口靖子さんの美しさは話題になっています。
新しいお店もぞくぞくとオープンしているので、商店街を歩くだけで、ウキウキしますね。
大映通り商店街復興組合
住所:京都市右京区太秦堀ヶ内町31 たぬき堂書店内
TEL:075-861-0534
FAX:075-865-1561
http://kinemastreet.com/