いつもそこにある、そんな風景が終わってしまいます。

大宮駅から伊奈町への足として便利に使われている新都市交通ニューシャトル。その大宮駅の印象といえば、改札から出た瞬間に感じる、おなじみの匂いがセットになっていませんでしょうか。

そう、ニューシャトル大宮駅改札前にずっと存在した、あの開放感ある「マクドナルド ニューシャトル大宮店」が、39年間の歴史に幕を下ろすこととなりました。11月30日(木)20時に、完全な閉店です。

このマクドナルドと言えば、出発時間が来るギリギリまで粘れる場所として、大変便利な存在でした。朝イチでニューシャトルに乗るときは、ここで朝マックを急いで買って、ニューシャトルを降りたら歩きながら食べる･･･みたいな思い出もありました。

こちらのお店、屋内とはいえ、改札外通路のオープンな場所にありますから、普段は通路を歩く人や学生でいつも騒がしいですし、夏は暑く、冬は寒い。でもなんとなく立ち寄ってしまう、そんな不思議な魅力のあるお店でした。日本国内様々な場所にマクドナルドは存在すると思いますが、このお店の立地は唯一無二だと勝手に思っています。

思えば大宮駅はマクドナルド供給過多ゾーンで、西口にはニューシャトル大宮店に加えて「大宮DOM店」「大宮ソニックシティ前店（こちらも同時閉店）」「大宮西口店」の4店舗が存在し、一方で改札の反対側にも（火災に遭ったお店も入れれば）2店舗があって、最盛期には6店舗がひしめき合っていました。

しかしそんな中でも、このニューシャトル大宮店は異質の存在で、マクドナルドでありながらもなんだかローカルチェーンのような、昭和のような懐かしさ、素朴さを感じてしまうお店でした。

正直なところ、ここ最近は利用することも無かったのですが、なんというか、寂しい気持ちでいっぱいです。

なお閉店後は12月20日(水)にアルシェ内へオープンするお店が最寄りとなるようです。人の流れや利用者はどう変わるのでしょうか？

いつもの風景は、いつか変わってしまうんだなあと、なんだかしんみりしてしまう話題でした。思い出のある方は、閉店までにぜひお立ち寄りください。