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【横浜市港北区】賞味期限3日!一度も冷凍なし!天然生まぐろ専門「水産酒場まぐろ部」が新横浜にオープン

ナツメ(ツナシマニア)地域ブロガー(横浜市)

新横浜駅から徒歩ですぐの場所に、希少な「天然生まぐろ」をいただけるお店がオープンします。オープン日は2024年10月2日(水)。今回はオープンに先駆けてメディア試食会が開催されたので行ってきましたが…とにかく社長たちの生まぐろに対する想いがアツかった!!!!

新横浜駅すぐ近くに「水産酒場まぐろ部」オープン

今回取材したお店の名前は「水産酒場まぐろ部」。場所は、新横浜駅前からまっすぐ2分ほど進んだところ、地下鉄出口でいうと10番出口のすぐお隣にある茶色いビルの2階です。お好み焼き「若竹」など複数の飲食店を運営する「株式会社若竹」が新業態1号店としてこのたび出店。

目印となる看板
目印となる看板

看板にもありますが……国産天然生まぐろ水揚げ量日本一を誇る、和歌山県の那智勝浦港から毎日直送される新鮮なまぐろを提供しています。

なぜわざわざ「那智勝浦漁港」なのか??

まぐろ部ができるきっかけとなったのは、若竹の田口社長がプライベートの旅行で那智勝浦の天然生まぐろに出会ったこと。その美味しさに感動し、なんとか関東でもこの味を提供できないか、と試行錯誤。現地の仲買であり国産天然生まぐろ一筋の老舗「木下水産物株式会社」の木下社長とタッグを組んで実現にこぎつけたお店だそうです。

まぐろ部に展示された特注まぐろ君
まぐろ部に展示された特注まぐろ君

そもそも「生まぐろ」とは、水揚げされてから一度も冷凍されたことがない、まさに生のままのまぐろを指します。冷凍保存しないため、まぐろの繊維破壊からくるドリップが抑えられ、本来の食感や旨味が最大限保たれます。ただし、賞味期限はわずか3日。そんな生まぐろを扱う漁港・漁船はどうしても少なく、日本全体に出回るまぐろのうち冷凍まぐろが約8割、生まぐろは2割にすぎないそうです。

透明感が印象的だった生まぐろの刺身2種
透明感が印象的だった生まぐろの刺身2種

さらにいうと、少ない生まぐろの中で7割ほどを占めるのが養殖まぐろ。つまり、「天然」で「生」のまぐろは流通量が非常に少ないのです。那智勝浦港は、その希少な「天然生まぐろ」が水揚げされる漁港なのですが、賞味期限の短さもあり和歌山県内~せいぜい関西圏までしか流通していません。

今回、「関東でもこの美味しさを」という両社長の熱い想いにより、「生まぐろの毎日直送」による提供が始まるというわけです。仲買の木下社長も、かねてから遠くの消費者に美味しさを届けたいという想いはあったものの、勝浦のまぐろを高く評価してくれる取引先でないと様々な種類のまぐろを安定して卸せないという問題もありなかなか簡単ではなかったことから、今回のまぐろ部との縁は本当に嬉しく思っているとのこと。試食会で両社長のそんな話を聞きながら、天然生まぐろに惚れ込む想いがないとなかなかできない出店だなと感じました。

まぐろへのストレスを最小限に抑えることで肉質をキープ

ビンチョウまぐろの刺身
ビンチョウまぐろの刺身

また、那智勝浦の天然生まぐろが「延縄漁法(はえなわぎょほう)」により水揚げされている点も、まぐろ部の美味しさのポイントです。まぐろの獲り方は大きく以下の3つに分けられます。

  1. 巻き網漁法:大きな網で群れごと捕まえる
  2. ひき縄漁:いわゆる一本釣り
  3. 延縄漁法:釣り針付きの枝縄が多数付いた長い縄を海中に吊るす

巻き網やひき縄に比べて、延縄漁法はまぐろを傷付けたり急激なストレスを与えることなく捕まえるため、まぐろの体温が上がりにくく、まぐろの風味や肉質が損なわれません。ちなみに、大きく育ったまぐろだけを限られた数量のみ釣るため、延縄漁法は自然にもやさしい漁法といわれています。

多くが冷凍のエサを食べて育つ養殖まぐろと違い、勝浦港のまぐろは日々生きたエサを食べて海で育つ天然まぐろということで、やはりその品質は天然ならではのもの。そのまぐろが、ダメージを最小限に抑える漁法で釣り上げられ、船上で絶妙に凍らない低温に冷やされ、生のままで漁港に届けられます。しかも、そうして水揚げされたまぐろのなかから木下社長直々に目利きし、最高の品質と認められたものだけが「まぐろ部」に提供されるとのこと。これは美味しさ間違いなしですよね……。

まぐろ丸ごと直送だから赤身から希少部位まで味わえる

希少部位「カモメ」の塩焼き
希少部位「カモメ」の塩焼き

生まぐろを1本そのまま直送していることから、希少部位と呼ばれる部位がメニューに取り入れられているのもまぐろ部の魅力です。そのうちの一つ「カモメ」の塩焼きは旨味としっかりとした肉質が、ちょっとしたお肉のような味わい。

生まぐろ脳天炙り刺し
生まぐろ脳天炙り刺し

「脳天」や「目玉」など、1本のまぐろから少量しか取れない部位を使ったメニューもレギュラーメニューに載っていますよ。

豪華ぶっとびタワー盛り
豪華ぶっとびタワー盛り

実際にいくつかのメニューを試食させていただき、どれも美味しかったのですが……やはりまずは赤身のお刺身を食べてみてほしい!もちもち食感と上品な旨味は、解凍した刺身とはやはり一味違います。木下社長のおすすめにより塩で食べてみましたが、赤身の上品なおいしさをより味わえました。醤油も間違いないのですが、まぐろ部に行ったらぜひ塩で本来のまぐろの味を確かめてみてはいかがでしょうか!

まぐろ部のオープンは2024年10月2日(水)。2~3日の2日間はオープニングセールとして生ビール何杯頼んでも1杯5円という激安サービスを開催しますよ(ディナーでお食事の方のみ対象)!本来のまぐろの美味しさ+ビールは至高の時間でしょうね……ぜひぜひチェックを。ご参考まで!

◆お店情報◆

水産酒場まぐろ部 新横浜駅前店

住所:横浜市港北区新横浜2丁目5ー26 新横浜SSビル2階

電話:045-565-9950

営業時間:月~金: 11:30~14:00 (料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30)

17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:30)、土・祝日・祝前日: 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:30)

定休日:日曜日定休日※月曜日が祝日の場合は月曜日定休日

公式サイト

◆関連記事(同店のメニューや店内の様子について)◆

水産酒場まぐろ部|新横浜に希少な【天然生まぐろ】食せる新店オープン(ツナシマニア)

※取材にあたっては水産酒場まぐろ部様の協力により、試食として商品を無償提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

地域ブロガー(横浜市)

横浜市の地域ブログ「ツナシマニア」を運営。東急東横線綱島駅&その周辺地域をチャリで爆走している3児母。グルメ情報を中心に発信しています。ランチやテイクアウト多め。デカ盛り・コスパ好き・昼飲み好きの万年ダイエッター。

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