【京都市中京区】 料理人が焼く「銀だら」が絶品!西京漬け専門店「京都一の傳 本店」の秋御膳
こんにちは。まーちです。皆さんはもう今年の新米は召し上がりましたか?
今回は炊き立ての新米とも相性抜群の「西京漬け」の専門店をご紹介します。
久しぶりに錦市場近くへやって来ました。
平日でも錦市場は国内・海外問わず観光客の方で賑わい、活気がありますね。
今回お伺いしたのは錦市場から柳馬場通を少し上がった所にある、京都の西京漬け専門店「京都一の傳 本店」です。
「京都一の傳」は1927年に京都中央卸売市場と共に誕生し、まもなく創業百年を迎える西京漬けの専門店です。京都在住の方は、この「一」の字が入った暖簾に見覚えがある方も多いかと思います。
現在「京都一の傳」の店舗は、こちらの本店とジェイアール京都伊勢丹店(販売のみ)、そして東京の六本木ヒルズ店(お食事のみ)の3店舗を展開されています。
「京都一の傳 本店」の1階は西京漬けなどの販売フロア、そして2階がお食事フロアです。
今回はお食事フロアの利用のため1階で予約名を伝え、靴を脱いで2階へ。なお、エレベーターもあるので階段の昇り降りが心配な方や小さなお子さん連れも安心です。
1階の販売フロアでは何度か西京漬けを購入しているのですが、お食事フロアは今回初めて伺いました。
テーブル席、掘りごたつのお席、そして個室(別途個室料2,000円)もあります。京町家らしい落ち着いた雰囲気でご家族や大切な友人とのランチにぴったりです。季節ごとにいらっしゃるリピーターの方も多いそうですよ。
なお、2階のお食事メニューは「月替わりのおもてなし料理」コースのみ。
今回は「霜月」の御膳をいただきました。
「霜月」の御膳 5,800円(税込)
- 季節の前菜盛り合わせ
- 蟹真丈の椀
- 白子豆腐と甘鯛の揚げ出汁
- 銀だらの蔵みそ焼
- 丹後産こしひかりの「土釜炊きご飯」、
合わせ味噌椀、京漬物 - チーズプリンの紅茶ジュレ掛け
前菜からメインの西京漬け、そして水物まで一品一品が丁寧で趣向を凝らした京懐石コースが続きます。
ドリンクは別注文で、スタッフさんおすすめの生姜スカッシュ(税込600円)をいただきました。高知産生姜の香りとすっきりとした爽やかさが美味しいノンアルコールカクテルです。甘さは抑えてあるので、お料理にもよく合います。
「霜月」の御膳:季節の前菜盛り合わせ
まずは、季節の前菜盛り合わせ。
「京都一の傳」の "一の字"を形どった一文字皿が素敵!そのお皿に色とりどりの8品のお料理が並んでいます。見た目も美しく、これから続くお料理への期待が高まります!
- 帆立と蕪の梨霙(なしみぞれ)
- さわらの柚子味噌田楽
- 海老旨煮
- 蓮根変わり揚げ
- 和栗茶巾
- 利休麩と人参葉の胡麻和え
- あん肝豆腐
- 鰤お造り 舞茸醤油
前菜盛り合わせはどれも丁寧なお料理ばかり。少しずついただけるのも嬉しいですね。
旬の食材の味わいを感じつつ、舞茸醤油でいただく鰤のお刺身や、あん肝豆腐などお酒に合う1品もあるので、ビールや日本酒と合わせていただくのがオススメです。
私もあとの予定が無ければ、ぜひ日本酒と合わせていただきたかったです。
「霜月」の御膳:蟹真丈の椀
蟹身とお魚のすり身で作られた真丈は、ふわふわ!肌寒くなった今の季節に、柚子が香る鰹と鮪を合わせたお出汁をいただくと、ほっこり。
「霜月」の御膳:白子豆腐と甘鯛の揚げ出汁
鱈の白子を葛で寄せた白子豆腐と甘鯛が香ばしく揚げてあります。
先ほどの椀とはまた異なり、少し甘めの出汁がまったり濃厚な白子豆腐と合っていて満足感があります。お魚が「甘鯛」というのも京都らしさを感じますね。
「霜月」の御膳:銀だらの「蔵みそ焼」
そして、メインの銀だらの「蔵みそ焼」。
こちらは、まもなく創業百年を迎える「京都一の傳 本店」の一番人気の商品。
一切れずつ遠火でじっくり焼かれた銀だらの蔵みそ焼はふっくらジューシー!銀だらの旨みが口の中にじゅわっと広がります。
「京都一の傳 本店」だからこそ、「料理人が焼く銀だらの美味しさ」はひと味違います!
「霜月」の御膳:丹後産こしひかりの土鍋炊きご飯
そして、銀だらと合わせていただくご飯には「特A」ランキング受賞歴を持つ京都丹後産のこしひかりを使用。炊き立てを提供できるように1卓ずつ土鍋で炊いたご飯をご用意いただけます。
ツヤツヤのごはんと脂の乗った銀だらを一緒にいただけるなんて幸せ。老若男女、もちろん海外の方でもみんな笑顔になる組み合わせです。銀だらはパリッと香ばしく焼かれているので皮まで美味しくいただきましたよ。
「霜月」の御膳:チーズプリンの紅茶ジュレ掛け
そして、デザートはチーズプリンの紅茶ジュレ掛け。まるでスイーツ店にあるような本格的なデザートにびっくり。
チーズプリンの上には、桃が香る紅茶ジュレ。そして、プリンとジュレの間にラズベリーソースが入っています。料理長のこだわりで、最後のスイーツにも力を入れていらっしゃるそうで、納得の美味しさでした!
前菜盛り合わせ、メインの銀だら、そしてごはんと一緒に出していただいた合わせ味噌椀や京漬物まで、本当にどれをいただいても美味しく大満足な「霜月」の御膳でした。
ランチ後は1階でお土産の西京漬けを購入できます
ランチ後は、自宅用のお土産に、今回のコースでいただいた一番人気の「銀だら」(税込840円)、そして「さわら(骨取り)」(税込740円)と「金目鯛」(税込740円)の蔵みそ漬を購入しました。
購入すると「蔵みそ漬の上手な焼き方」のリーフレットをつけてくださいますので、自宅でも美味しい西京漬を楽しめます。
今回ご紹介した2階お食事フロア「月替わりのおもてなし料理」コースは、メインの「銀だらの蔵みそ焼」、土釜炊きご飯、合わせ味噌椀、京漬物は毎月提供されています。
その他のメニューは月ごとに変わるので、いつ行っても京都の季節を感じるお料理をいただくことができます。
なお、お食事フロアはお電話、または食べログからWEB予約可能ですので事前予約がオススメです。
そして、今回の「霜月」の御膳と合わせて素晴らしかったのが、きびきびと働くスタッフさん達の接客!お料理の説明から、食事のスピードに合わせて提供されるお料理など、どのスタッフさんも気配り目配りが行き届いており、とても良い時間を過ごすことができました。
店名「一の傳」に込められた「誠意一傳」の心。「誠意を持って人に接する心を伝え続ける」という信念がまさに感じられる接客で感動しました。
次は家族と一緒に、そして京都観光に来た友人達を連れてまたお伺いしたいです。
皆さんも、ぜひ秋の紅葉巡りや四条界隈のショッピングと合わせて「京都一の傳 本店」を訪れてみてはいかがでしょうか。
京都一の傳 本店
住所:京都市中京区柳馬場通り錦上る十文字町435番地
お食事専用電話:075-254-4070(受付時間 10:00~18:00)
営業時間:
お食事 11:00~16:30(L.O.14:30)
お買い物 10:00〜18:00
定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合、翌木曜日)、12月31日~1月4日
公式サイト
公式instagram
取材協力:京都一の傳 本店
※本取材では京都一の傳 本店さまのご協力により、霜月の御膳と飲み物をご提供いただきました。なお、本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。