【京都市上京区】牛若丸も旅の安全を祈願した《首途八幡宮》で夏の旅行の道中安全を願う
もうすぐ夏休みということで、長期休暇を旅行に充てる人も多いのではないでしょうか。
そこで、旅の安全祈願にぴったりの神社をご紹介したいと思います。
京都市上京区の知恵光院通り沿いに、首途八幡宮(かどではちまんぐう)という神社があります。
この神社には、鞍馬山で修行した牛若丸(源義経)が、奥州平泉へ旅立つにあたり道中の安全を祈願したという伝説が残っています。
「首途(かどで)」とは「出発」の意味で、この由緒により、「首途八幡宮」と呼ばれるようになりました。
特に旅立ち、旅行安全、海外旅行安全の守護神として信仰を集めるようになりました。
境内に入ったところには「源義経奥州首途之地」と刻まれた石碑があります。
ちなみに、「かどで」というと、今は「門出」という漢字が一般的ですが、これは当て字で、昔は「首途」が使われていたとのこと。
境内を見渡すと、手を清める手水舎、門扉、納札箱、絵馬など、あちらこちらに鳩のモチーフが使われているのに気付きます。
八幡宮では鳩は神様のお使いとして、古来より崇敬されています。
一説には宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ八幡様を勧請する際、白い鳩が道案内をしたということから、八幡宮と鳩は深い関係で結びついているのだそうです。
旅の前の安全祈願に、是非お越しください。
《施設情報》
京都市上京区智恵光院通今出川上ル桜井町102-1
堀川今出川より西へ徒歩9分
電 話: 075-431-0977