【高岡市】高校再編待ったなし! あんな高校があったらいいな、こうなってほしいな ワークショップに参加
戸出にある「ippo」で2024年6月23日、富山県立高校再編に向け、意見を出し合うワークショップが開催されました。
主催は瀬川 侑希富山県議会議員と、梅島 清香高岡市議会議員の高岡市の若手議員の二人です。
現在富山県では、県立高校の再編まで待ったなしの状況です。すでに募集停止する学校の候補も挙がっているなかで、瀬川県議は富山県内で全6回の高校再編タウンミーティングを開催し、「再編後はこんな特色のある学校がほしい」「現状、高校に対してこのようなことに不満を持っている」という声を集めてこられました。
今回、「私も参加してみたい」との声を受けて、誰でも参加できるワークショップとして開催を決定し、筆者もお声がけをいただきました。
瀬川県議から、富山県立高校の再編成の状況や、特色ある学校作りの県内外の成功例を教えていただき、偏差値や学区にとらわれない「こんな学校を選びたい」という魅力的な学校づくりが急務であることを学びました。富山県では、南砺平高校ではスキー部や郷土芸能部の活動が目覚ましく、県内外から生徒を募集し、地域ぐるみで高校生を受け入れる取り組みがすでに行われていることなどが紹介されました。
その後、参加者約20名で付箋に「こんな高校があればいいなとその周辺を取り巻くものへの希望」「現状への不満・不安など」を各々書き出し、グループごとに模造紙に貼って発表しました。
「よその学校の教員や、教員でない人の授業も受けたい」「高校生が楽しめる学校周辺の施設が必要」「英語での授業、金融、ITを取り入れてほしい」「外国人や発達障がいのある子どもの高校進学を絶たせない取り組みがほしい」など、様々なアイディアが溢れ、瀬川県議、梅島市議も驚きの充実したワークショップとなりました。
高校再編まで、待ったなしの現状です。筆者の卒業した高岡市内の高校も募集停止に最も近い高校とのことでした。しかし、偏差値・国公立大学進学至上主義や、学校行事を縮小して学業に充てる昔ながらの富山県立高校の方針など、当時から納得がいかず、今の高校生たちに決して味わってもらいたくない悔しさもありました。こういうものは一度取っ払って、時代に合わせた生きる力を高めるカリキュラムを持った学校として生まれ変わってくれたらと考えているため、筆者自身は「母校がなくなるのは寂しい」というよりも、未来の高校生たちのためにより良くなれる可能性を秘めていることにワクワクしましたよ!
皆さんは再編に向けてどんな学校づくりや、特色ある取り組みがあるといいと思いますか? 年代や立場を問わずに皆で考えてみたいですね。