ファミリーマートでは２０２５年６月１５日（日）までの期間、家庭で不要になった衣類や雑貨を回収する資源循環サービス「PASSTO（パスト）」の専用回収ボックスを、東京都内のファミリーマート１０店舗に設置する実証実験を実施中です。

実証実験をする経緯

世界では毎年約１０００億着の衣料品が生産されており、その裏側には、膨大な量の廃棄繊維や不要になった衣料品が存在し、深刻な問題となっているそう。ファミリーマートではこれまでに、全国１６０００店以上の店舗網を持つ強みを活かし、家庭で不要になった食品を店舗で回収し、地域において食支援の必要な人にお届けする「ファミマフードドライブ」の取り組みを４０００店以上（２０２４年１１月末時点）で展開していて、今回は、衣類などのリユース・リサイクルの分野においても、店舗のネットワークを有効活用することができると考え、本実証実験を実施することとなったそうですよ。（ファミリーマート公式サイト）

実施店舗は東京都内１０店舗で、そのうち昭島市内の「ファミリーマート中神駅前店」が対象店舗となっているので、実際に行ってみました。店舗前へ行くと、「使わなくなった雑貨ファミマで回収中！」と書かれたのぼりがありましたよ。

店内に入るとすぐのところに、回収ボックスがありました。

回収ボックスは２つあり、右側がホビー用品・ファッション雑貨（ゲームソフト、ミニカー、ブロック、フィギュア、ソフビ人形、 ぬいぐるみ、キャップ、ベルト、バックパック 他）

左側が衣類（こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカート 他）です。

回収された衣類などの不要品は、ECOMMITが国内外でリユース品として再流通させるほか、リユースが難しいものはECOMMITのリサイクルパートナーを通じて再資源化などが行われるとのこと。また、回収された衣類の一部（ポリエステル１００%の衣類）は、伊藤忠商事株式会社が展開するリサイクルポリエステルブランド「RENU」のプロジェクトを通じて、再生繊維（再生ポリエステル）に生まれ変わるそうですよ。

ご自宅に回収対象の不用品がある方は、ごみとして捨てるのではなく、ぜひ回収ボックスに入れて資源循環型社会へ貢献してみてくださいね。