【伊丹市】阪神・淡路大震災の被災経験を未来へ 「田辺聖子の震災記」がことば蔵で開催されています。
今から28年前の1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生し6434人もの尊い命が失われました。震災から28年目の今年2023年1月16日から17日には市内の昆陽池公園で「第28回 阪神・淡路大震災犠牲者追悼のつどい」が行われ多くの方々が追悼の思いを込めたろうそくに火を灯し静かに祈りを捧げていました。
あの日の経験や教訓を風化させることなく命の大切さを未来へ伝承していこうと自らの被災経験を作品にして伝えるだけでなく、阪神・淡路大震災に関する資料を集め、書き残すことに尽力されてきた作家の田辺聖子先生の企画展「田辺聖子の震災記」が伊丹市立図書館のことば蔵にて、2023年1月31日(火)まで期間開催されています。
田辺聖子先生
生前に長年住まわれた伊丹市で被災された故田辺聖子先生は芥川賞をはじめ多数の文学賞を受賞されたほか、伊丹大使も務められていました。開催中の企画展「田辺聖子の震災記」では、田辺先生直筆の原稿をはじめ、当時の新聞や震災を描いた文学作品、防災関連資料が展示されています。
会場は、有馬街道沿いの入り口にある階段を上がった2階の伊丹作家コーナーにあります。
展示されている田辺先生の直筆原稿などから、被災された経験がリアルに感じられます。災害はいつ起こるかわかりません。この企画展を通じて、大切な命を守るために今生きている私たちができること「防災、減災への取り組み」など、改めて知ることから備えてみませんか。
伊丹市立図書館 ことば蔵
☆ 住所:兵庫県伊丹市宮ノ前3丁目7-4