あつぎが大好き。子どものときに、話を聞いてくれる大人がいたら、違った人生があったのかなとふと考えてしまう、地域ニュースサイト号外NETライター(厚木市)のにこにこかおさんです。今回ご紹介するのは、厚木市市民活動団体登録団体である「青空おやつ」です。

SNSの中で見かける「青空おやつ」というワードと印象的なイラストにずっと気になっていたところ、読者の方より情報を頂き、8月の青空おやつが開かれている日にお邪魔してきました。

この愛嬌たっぷりのベロのイラストが印象的な青空おやつ。

青空おやつってなに？

簡単にいうと、子どもたちがその月のテーマに沿ってお絵かきをして、描き終わったらおやつがもらえる仕組みです。公園で遊んでいる子どもたちが自由に参加できるアートワークショップを開催しています。子どもたちの見守りをし、心を解放する場をつくっていますよ。

青空おやつに参加するには？

代表の鈴木さんからお話をお伺いしました

代表の鈴木さんからお話をお伺い出来ました。青空おやつを始めようと思ったきっかけは、毎年出店していた厚木市緑のまつりで、いろんな環境の子供たちがいることを知り、コロナ過でイベントが出来なくなり、「代わりにできることはないか」と考え、始めたのが「青空おやつ」です。

コロナ禍のストレスがたまる生活の中で、一番影響を受けているのは子どもたちでは、との思いに至り、やさしさで循環する小さな仕組みをつくりたいと思ったそうです。大人が一緒にいなくても、お金を持っていなくても、子ども自身が「やってみたい」と思ったら参加できます。

心を開放する場所

子どもたちは滑らかに描けるオイルクレパスを持つと、描き心地が良いので、気持ちよく絵を描いています。また、絵を描くと気持ちがスッキリします。子どもたちは絵を描きながら、困っていることを話したり、学校のことや、家族のこと、心にモヤモヤがあったときは、ここには聞いてくれる大人がいると思ってもらえれば安心できる場所になりますね。

ちょっといいおやつ

絵を描き終わると、「ちょっといいおやつ」がもらえます。絵は持ち帰っても良いし、青空おやつに渡してもよいです。アレルギーがある子どものためにわかりやすく原材料をはっきり書いています。にっこりできるおやつを選んでいるそうです。

10月のおやつ

10月のおやつはティラミスオリジナルハロウィン絵本に合わせて特注で作った、アイシングクッキーだそうです。Instagramには、今月のお題もでていました。ちらっとInstagramに映っていた絵本の一部分には「あつおちゃんの目からこぼれおちた涙は、ドロップになりました。」10月はハロウィンの月なので特別に絵本がもらえるかも。

やさしさをふやす仕組み

こちらのおやつは、やさしさをふやす仕組みから頂いたお金で、おやつを買えています。子どもたちの描いた絵が未来のおやつになるしくみは、参加した誰もがやさしさを受け取る側でもあり、やさしさを渡す側にもなります。子どもの絵は色鮮やかで元気をもらえます。

誰もが持っているやさしい気持ちを次の誰かにつなげていける機会のひとつとして、青空おやつの活動を支えてくれる方、「おやつ」に協力してくれる方を募集しています。また、アマゾンの「みんなで応援」プログラムからも支援できるようになっています。当日のボランティアも募集しています。やさしさの連鎖がはじまっています。風を売る商店にも協力箱がおいてあります。

いつか今の子供たち世代が、今の大人の世代を背をわせてしまう時期が来てしまう、先のことを考えると重荷になってしまわないかと考えてしまいますが、今の私たちが子供たちに出来ることを少しでも優しい気持ちで出来たらいいなと思います。子どもたちの描く絵を見せてもらったら楽しい世界が広がっていて、頭の柔らかい発想には驚かされます。公園で見かけたら青空おやつでおえかきしてみませんか？　

〈団体情報〉
厚木市市民活動団体登録団体名：　青空おやつ
主な活動分野：子供の健全育成
主な活動場所：厚木中央公園（神奈川県厚木市寿町3丁目2 外）
活動日：毎月1回、土曜日とその前日
開催予定日カレンダー
活動時間帯：13時30分～17時
青空おやつは、デザインオフィスティラミスがやっています
住所：神奈川県厚木市寿町2-3-10 A1
電話番号：046-281-7352
※開催日時については、ホームページやInstagramで確認。
公式ホームページ