羽に黒いまだら模様や淡いあさぎ色が美しい「アサギマダラ」。季節によって場所を変え長距離を移動することから「旅する蝶」として知られています。フジバカマの花を好み毎年飛来していた福山市沼隈町にある平家谷花しょうぶ園でしたが、その花が病気にかかってしまい草戸町にある空き家の庭にフジバカマを植えて新たな飛来地となるように準備がすすめられていました。

2024年10月24日（木）にあらためて訪れてみると、植えられた花々が咲きほこりすてきな空間になっていましたよ。庭は、学生や地域ボランティアの人たちによって日々手入れがおこなわれています。

訪れたとき1頭のアサギマダラが確認できたのですが、この日が初めてとのこと。とても運が良いことに感激しました！花に止まっているところを写真に収めようと、そっと近づくのですがひらひらと飛んでいってしまいます。何だか遊ばれているよう。何度も追いかけっこをして、やっとの思いで写真に収めることができました。

空き家を管理している方と話をしていると、なんと新たにもう1頭の蝶がやって来たんです。今年の夏は暑かったこともあり、飛来時季としては例年よりも20日遅れてこの日2頭の確認ができました。

草戸町にある明王院から徒歩約5～6分ほどの近い場所にあるこちらの空き家。新たな憩いの場となるようにとの想いが込められています。

建物のなかには花やキャラクターなど楽しい絵が描かれた福山琴が飾ってあり、わたしたちの目を楽しませてくれますよ。

空き家は交流スペースとして開放され、誰でも自由に入ることができるそうです。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。