【京都市西京区】玉の輿伝承の寺で1万株のアジサイが満開! 絶品おばんざいランチの坪庭でもアジサイ見頃
善峯寺(よしみねでら)の白山あじさい苑には、西洋紫陽花、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど約1万株の紫陽花が植えられています。2024年6月13日に訪れると境内中が満開で、色とりどりのアジサイに覆われていました。案内してくださったのは、西山ガールのpanyaharuuこと春山美穂さんです。
善峯寺といえば平安中期の長元2年(1029)源算上人が自作の千手観音を奉安したことから始まります。その後、鎮護国家の勅願所とされ、皇室の崇敬も篤く、現在の「善峯寺」の宸額は建久3年(1192)後鳥羽天皇より下賜されたものです。
応仁の乱により大半の伽藍が焼失しましたが、江戸時代には10近くの伽藍と7坊が復興されました。諸説ありますが、幼き頃からゆかりのあった西陣の八百屋仁左衛門の娘といわれる玉が後に、徳川5代将軍の生母「桂昌院」になり、再興に尽力したといわれています。玉の輿の語源はここからきたのだとも。
現在は境内地3万坪にある20近くの堂塔伽藍と所有地36万坪が受け継がれています。回遊式庭園は、大正から昭和初期にかけて七代目小川治兵衛が基礎を築きました。桜と紅葉の名所としても知られ、春にはつつじや牡丹、夏には紫陽花など四季折々の花や樹木に彩られます。また境内の随所から、京都市街を一望できる雄大な眺望が楽しめるのも魅力です。
善峯寺のアジサイを堪能した後に、仲睦まじい中村行夫さんと政美さん夫婦が築130年の町家で営む樫原の「Cafe Charmy Chat」で注文ごとに豆を挽くハンドドリップコーヒーと自家製手作りスイーツの付いた京のおばんざいと野菜たっぷりのランチを堪能しました。
実は、バジルやビワの木、甘夏始め、様々な食材を自家栽培している裏の畑にもたくさんのアジサイが植えてあり、色とりどりに咲き誇り見頃を迎えていました。まちゃママがアジサイ庭園を案内してくださいました。
座敷から坪庭のアジサイも愛でることができます。こちらのランチはどれも抜群に美味しい、一つ一つこれでもかというくらい手作りで徹底したこだわりの逸品が出されます。これだけ堪能出来て値段もいたってリーズナブルです。
西山山麓へお越しの際はぜひお立ち寄りください。ランチは前日15時までの予約制になっています。
善峯寺(外部リンク)京都市西京区大原野小塩町1372 075-331-0020
町家カフェCharmy Chat(外部リンク)京都市西京区樫原下ノ町12 075-382-0560