【鴻巣市】対象は「誰でも」。みんなの居場所、カレーが美味しい「ひなとま食堂」ってどんなところ?
鴻巣市、北本市を拠点に活動している「ひなとま食堂」は、ボランティアの方々が支えるこども食堂です。
ひなとま食堂の「ひな」は鴻巣市キャラクターひなちゃんから。「とま」は北本市のキャラクターとまちゃんから付けられています。
ひなとま食堂の活動場所になっている北本市ヘイワールドへお伺いしました。
3階のフリースペースが会場となっています。
受付で、ひなとま食堂利用カードを書いてから、入場しましょう。
会場内では、こどもたちが思い思いに過ごしていました。こちらのこども食堂は、勉強しても、お話ししても、ゲーム機を持ち込むこともできます。家庭のリビングのような、こどもたちの安心できる居場所を提供しています。夕方の時間帯は、小学生が多く利用していました!
お伺いしたのが、夏休み期間中だったので、楽しい企画がたくさん。こちらのかき氷機もありました。このかき氷機は、鴻巣市内の幼稚園から、協力を得て貸していただいているそうですよ。夏祭りのようで、こどもたちも嬉しそうに受け取っていました。
こちらはモルック体験ができるイベント。老若男女誰でも楽しめるスポーツです。インストラクターさんの指導のもと、こどもたちも大人も一緒にプレイしてました。
おかしゾーンにも仕掛けが。寄付などで集まったおかしです。「本物のお金は使えないです」の注意があります。購入に必要なお金は、こどもたちに渡される10円です。
ひなとま食堂に来てくれてありがとうで10円、ご飯を完食したら10円、食堂内でお手伝いしてくれたら10円、とお金をもらうことができます。おかしの値段も同価格ではなく、差をつけられています。そのため、こどもたち自身が考えて購入します。ポイントカード制ではなく。10円にすることで、遊びながら学ぶことができるよう考えられています。
楽しい時間を過ごしている間に、カレーがおいしそうに出来上がってきました。こちらは不足しがちなタンパク質を補うためコンデンスミルクを入れたこだわりのカレー。誰でも食べられるように甘口の優しいカレーです。
17:30になり「カレーができましたよ〜」の声に列ができています。カレーは、こども100円、大人300円で食べることができます。
希望でトッピングも準備されていました。
ひなとま食堂で使われているのは陶器のお皿です。こどもだけで食べに来ることがあるとなると、陶器では危ないこともあるのでは? と思いましたが、1つは寄付されたお皿を繰り返し使えるように、もう1つは、この食堂でも家庭と同じようなお皿の重みを感じて温かさを受け取ってほしい。という理由で陶器のお皿にしているそうです。
この日はもうひとつ特別に、カレーを完食するとお楽しみ券が準備されていて、デザートをトッピングする体験もできました! 鴻巣市にある和菓子屋さんの生地で大変おいしかったです。いつもあるみんなの居場所でありますが、子どもたちが楽しめるように色々な企画を考えられているひなとま食堂。来週は何があるんだろう。と、また足を運んでくれることで、「居場所」になっていくのですね。
ひなとま食堂はこども食堂ではありますが、対象は「誰でも」利用することができます。こどもたちの居場所ではありますが、大人だって困ることはありますよね。産後や子育ての悩み、望まぬ妊娠、もちろん男性が相談しても、大丈夫。お父さんとお子さんでいらっしゃっても大丈夫。とにかく一人で悩まないでほしい。お話をしにきてほしい。できる限り明るい未来になるよう、そのために色々な機関とのパイプになれるよう努めていらっしゃるそうです。
ひなとま食堂は市の事業ではありませんが、色々な企業や商店、個人の方の支えとボランティアさんの努力で成り立っています。まだまだ広がってほしい温かい空間です。遊びに行ってもいいですし、ボランティアとして参加してみるのもいいかもしれません。ぜひ一度足を運んでみてください。
ひなとま食堂
電話番号:048-514-0935
活動場所:
第1~第3金曜日は、北本市ヘイワールド3階
埼玉県北本市深井6丁目87
第4、第5金曜日は、鴻巣人形自治会館
埼玉県鴻巣市人形4丁目1-31
いずれも15:00~20:00、※活動場所へのお問い合わせはご遠慮ください
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