行橋市とお隣り苅田町の美味しいお店や人気のスポットを紹介しているDan!です。

街を歩いているとふと昭和レトロな佇まいのお店が。営業してるのかなと近寄ってみると、しています。これは入ってみるしかありませんって事で本日は行橋駅東口から徒歩5ほど、福岡銀行の裏手あたりにあります「寿食堂」さんをご紹介です。

のれんには「チャンポン」と書いてるという事はチャンポンが名物なのでしょう。

さっそく中に入ってみます。

平成を飛び越えて昭和までタイムスリップしたノスタルジックさをも感じる店内。ある意味素晴らしい！

テーブル席2つと小上がり3つとこぢんまりしています。こういう雰囲気のお店は好きだなあ。妙に落ち着きます。

メニューはかなり限定されてます。

見えにくいので

値段も昭和です。

さっそく看板メニューだと思われるチャンポンをお願いしてみました。

スープが白くないチャンポン。具材は豚肉、イカ、えび、キャベツ、玉ねぎ、もやし、きくらげ、ちくわ、さつま揚げ、かまぼこ、ゆで卵、たっぷりです。これで550円とは、、

たっぷりの野菜の下にやや太麺のチャンポン麺がかくれてます。

野菜はシャキシャキしていて、スープは和風味の甘くてほっこりとした味わい、これは美味しい！あとに聞いたのですが、スープはいりこ出汁を毎日仕込んでいるそうです。

キッチンで一人で作業されていたおかみさんがお水を持ってきてくれたので、少し話を聞いてみました。

なんでもお店は正確な記憶ではないけれど昭和３０年代からあるそうです。仮に昭和３０年だとしたら６８年前、すごい、、約７０年前、食堂になる前は叔母さんにあたる方が旅館をされていて叔母さんからおかみさんのお母様が引き継がれたそうです。

しばらくはお2人できりもりされていたそうなのですが、昨年お母さまがお亡くなりになられて現在は一人で営業されているとの事。

お店も古いし、体力的な事もあってもうお店を閉めようかと思ってるとおっしゃってました。

後継者がいなく、地元に愛されたお店がこうやってなくなっていくのは寂しいですね。

お店がなくなってしまう前に昭和レトロな空間でほっこりするお野菜たっぷりチャンポンをぜひ食べに行ってみてください。あ、他のメニューもはずしなしだそうです（常連客さんより）