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【八王子市】来月は「初夏カフェ」も!丘陵だけどバリアフリールートもあり、誰もが楽しめる「小宮公園」

writerこまWebライター/教育ジャーナリスト(東京都八王子市)

住宅地にあるとは思えない、広くて自然豊かな都立小宮公園。園内最高所のひよどり山には、牧場を思わせる草原があり、園内のあちこちで春から秋にかけてさまざまな花が咲き誇ります。

アップダウンの激しい公園ということで、「膝が痛まないかな」「長く歩けないから無理」「小さい子がいると大変そう」と思われるかもしれませんが、心配ご無用。

バリアフリールートが整備されていて、サービスセンターには車いすの無料貸し出しサービスもあるんです。

もちろん駐車場も完備。ちょっと野趣あふれたたたずまいですが、車いす専用の駐車場はアスファルトで整地されています。

小さい子も自然の中を自由に散策できる、素敵な環境です。ちょっとバランスを崩しても、落ち葉のクッションが受け止めてくれます。私の子も歩き始めたばかりのころからこの公園が大好きで、四季折々の花を眺めながら楽しそうに歩き回っています。

もちろん、健脚な方々が満足できるウォーキングコースもあります。この公園は加住丘陵の小高い緑の中に小宮公園はあり、中心部には湧き水の流れる広い谷もあって、野鳥の声や豊かな植物に囲まれて長い時間散策することができるんです。

公園北には開放感たっぷりの明るい原っぱ。雪が降った次の日の寒い中でも、日当たりがよいところで日なたぼっこを楽しむ人の姿がありました。

公園北にもトイレ完備。「中心部から離れた」と思っても安心です。

南には子供たちに人気の遊具広場が。

一番人気はこちらの長い滑り台ですが…

小さい子でも安心な小型の滑り台もあります。

こちらは、遊具のてっぺんから見下ろした様子。中央部に、ちょっと見慣れない遊具がありますね。寄ってみると…

カエルくんです。実はこの公園、シンボルだったヤマアカガエルとニホンアカガエルがともに絶滅してしまったのを、NPO法人「birth」さんが公園から400mのところで繁殖しているのを見つけ、地主さんに卵を分けてもらって子ガエルになるまで育てたんだとか。成長したカエルたちはその後、園内に作られたカエル産卵用のビオトープに放されています。

そういう経緯もあって、園内のいたるところにカエルくんモチーフのものが設置されているんです。

乗るとこんな感じ。横向きになりますが持ち手もあり、意外と乗りやすそうです。

こちらもカエルくん。ビンゴゲームの案内をしてくれています。これらのサービスについては…

サービスセンターで詳しく知ることができます。

併設された「雑木林ホール」は自然の情報がいっぱいです。

サポーター基金に協力すれば、素敵なローズマリーなどのハーブがいただけることも。

秋にはコスモスを分けてもらえました。草食動物用の食草やコアラ用のユーカリを栽培するゾーンもありますが、これらは多摩動物公園で飼育する動物たちのためだとのこと。

植物には、それにちなんだ和歌を案内する立札も。

さまざまなイベントがあるのもこの公園の魅力。5月18日(土)・19日(日)には、八王子冒険遊び場の会による協力の下、「初夏カフェ」が開催されます。「レンジャーガイドウォーク」「プレイパーク」の他、キッチンカーも出店して公園でカフェ空間が楽しめるとのこと。事前申込みは不要で、当日受付にて氏名・電話番号・健康状態の申告をすればOKです。雨天中止の連絡は、公園HPや園内掲示板からされるそうです。八王子冒険遊び場の会についての過去記事はこちらです。

年間を通じて楽しめる小宮公園、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

【小宮公園情報】
〇アクセス
JR中央線「八王子駅」北口、または京王線「京王八王子駅」から 西東京バス ひよどり山トンネル経由の各バス、バイパス経由宇津木台行き、 八王子郵便局経由中野団地行き いずれも「八王子郵便局前」下車、徒歩10分
〇駐車場
【弁天池駐車場】 9:00~16:30(夜間閉鎖)
【サービスセンター前駐車場】 9:00~17:00(夜間閉鎖)
〇問合せ先
〒192-0043 東京都八王子市暁町2-41-6 小宮公園サービスセンター
TEL 042-623-1615

Webライター/教育ジャーナリスト(東京都八王子市)

東京都八王子市で育児しながら、Webライターをしています。育児中のママ・パパをはじめ、八王子市にいらっしゃる方々へ向け、イベントやグルメ、子育て支援情報など、旬の話題をお伝えします。学校教員&指導主事を務めた後、記者に転職し、今は独立して活動しています。

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