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「山形鳥中華」カップ麺食べ比べ!何が違う?「凄麺」VSセブン限定「満足の極み」

オサーンカップ麺ライター
山形鳥中華のカップ麺「凄麺」(左)とセブン限定の「満足の極み」(右)

本格「山形鳥中華」カップ麺頂上決戦!

今回は、相次いで発売された「山形鳥中華」のカップ麺、ヤマダイの「凄麺 山形鳥中華」とセブン-イレブンなどセブン&アイグループ限定の東洋水産「満足の極み 山形鳥中華」を食べ比べます。

山形県天童市を中心に愛され供されているご当地麺「鳥中華」は、蕎麦屋の賄い料理に端を発したメニューで、蕎麦つゆを元にしたスープにラーメンの麺や鶏肉、海苔、揚げ玉などを入れた、ラーメンと蕎麦のハイブリッドのような存在。

「鳥中華」はこれまでにも棒状ラーメンやカップ麺で再現されてきましたが、2024年4月にノンフライ麺を用いた本格志向の商品が相次いで発売されました。

今回はその本格志向のカップ麺2品を食べ比べ、具体的に何が違うのかを見ていきたいと思います。

ヤマダイ「凄麺 山形鳥中華」

ヤマダイ「凄麺 山形鳥中華」
ヤマダイ「凄麺 山形鳥中華」

まずはヤマダイの「凄麺 山形鳥中華」。ヤマダイはこの商品の発売以前から「鳥中華」に力を入れており、油揚げ麺を使用した大盛カップ麺の商品を出していました。

「凄麺」シリーズは、日本全国のご当地麺を本格的に再現しており、その数はなんと25種以上!シリーズ全般に言えますが、本格志向の割に安価なのが大きな特徴で、定価税別255円は他社の同水準の商品よりだいぶ安価です。

また、今回は温かい状態で食べますが、湯切りをして冷水で調理することで地元で主に夏季に親しまれている「冷し」でも食べられるハイブリッド仕様となっており、これも「凄麺」にしかない強み。

「凄麺 山形鳥中華」完成
「凄麺 山形鳥中華」完成

鶏ガラベースの醤油味のスープに、中細ストレートのノンフライ麺と、硬め食感がアクセントになる鶏肉やネギ、さらに後入れで揚げ玉や刻み海苔が合わせられています。

醤油のキレとクリアな味わいが特徴
醤油のキレとクリアな味わいが特徴

スープは鶏ガラをベースにかつお節や昆布といった和風だしを加えた醤油味で、スープよりも蕎麦つゆと言いたくなる味。麺が蕎麦に置き換わっても何ら違和感なさそうです。

雑味が少なく、醤油のキレやだしの旨みがストレートに感じられるすっきりクリアな味わいが特徴的。それほど複雑さはなさそうですが、醤油の香りを前面に出した和風味は特に蕎麦ファンに好まれそうです。
今回は温かいスープでしたが「冷し」だと醤油のキレがさらに増しそう。

揚げ玉や刻み海苔がたくさん
揚げ玉や刻み海苔がたくさん

具は鶏肉やネギに比べて揚げ玉や刻み海苔の量が多く、キレのある醤油味と共鳴して香ばしさが光っています。「鳥中華」の多くのお店で揚げ玉や刻み海苔が入っていますが、今回のがっつり蕎麦テイストのスープだと、特に相性が抜群でした。

東洋水産「満足の極み 山形鳥中華」

セブン限定の東洋水産「満足の極み 山形鳥中華」
セブン限定の東洋水産「満足の極み 山形鳥中華」

続いては、セブン-イレブンなどセブン&アイグループ限定商品の、東洋水産「満足の極み 山形鳥中華」。「凄麺」は税別255円でしたがこちらは税別348円で、90円以上高額となっています。

「満足の極み」はセブンで売られている東洋水産の商品。これまでに「二郎系」や「新潟燕三条系」のラーメンが再現されており、今回はその第3弾。「二郎系」はともかく、「燕三条」や「鳥中華」はなかなか渋いチョイスですよね。

「満足の極み 山形鳥中華」完成
「満足の極み 山形鳥中華」完成

鶏ガラベースの醤油味のスープに、中細のノンフライ麺と、鶏肉、揚げ玉、ネギ、そして刻み海苔が合わせられています。

鶏の旨みが強いやさしい味わいのスープ
鶏の旨みが強いやさしい味わいのスープ

スープは、鶏ガラベースの醤油味のスープに魚介や昆布のだしを効かせています。和風だし主体ではありますが、「凄麺」の蕎麦つゆそのものの味とは違い、鶏の旨みや甘みが強く、まろやか系のやさしい味わい。

「凄麺」のスープとはずいぶん味の系統が異なりますが、「鳥中華」の発祥のお店とされる山形・天童の「水車生そば」では、鶏の旨みで甘みが感じられるスープで鳥中華が供されているので、こちらの方が本来の味に近いのかもしれません。

麺量が多い
麺量が多い

麺は中細で緩やかに縮れのついたノンフライ麺で、「凄麺」の麺に比べるとコシが強め。
麺量は85グラムで大盛に近いボリュームで麺量60グラムの「凄麺」より25グラムも多く、高額設定なのも頷けるボリュームとなっています。

「凄麺」は醤油が強いスープに主張がおとなしい麺の組み合わせでしたが、こちらはやさしい味のスープに麺の主張が多少強めのため、「凄麺」に比べて麺の味が前に出てくるバランスでした。

鶏肉がかなり多い
鶏肉がかなり多い

具は鶏肉やネギ、揚げ玉、刻み海苔が入っていて「凄麺」と同じ組み合わせですが、鶏肉の量がとても多くてボリューミー。このあたりも価格差がきちんと反映されていました。
揚げ玉や刻み海苔も量がしっかり入っていますが、濃い醤油味の「凄麺」ほどスープとの相性の良さや香ばしさはなかったです。

同じ「山形鳥中華」カップ麺でもまったく異なる

「山形鳥中華」の味を再現した「凄麺」とセブン限定の「満足の極み」でしたが、両者異なる点が多かったです。

醤油のキレや「冷し」でも食べられコスパにも優れる「凄麺」に対し、「満足の極み」はやさしい鶏だしのスープに麺や鶏肉のボリュームがあり、大きな価格差も頷けるものがありました。

山形に訪れてお店の味を食べに行くのもすごく魅力的ですが、カップ麺で味を比較して旅行気分を味わうのも悪くないのではないでしょうか。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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