ボーナスの有効な使い道、貯め方のコツ
本日は多くの人にとってのボーナス日ですね。ボーナスの有効な使い道をFPが一緒に考えていきます。
ボーナスでなんとなく欲しい物を買ってみたり、日々の生活費で足りない分の補填に充てたりしていませんか。20代の頃の私もボーナスをもらうずっと前に欲しい物をボーナス払いで買ってしまうといった失敗をよくしてしまいました。
お給料の2ヶ月分などまとまったお金が入るボーナス。このお金を上手に使うことにより3年後の未来が大きく変わるのです。目の前の欲しい物を買ってお金がダダ漏れ状態でもダメ。でも、ボーナスを全てを貯金にしてしまう貯めすぎも黄信号なのです。
おすすめはボーナスの10%以上を将来の投資に回すということです。将来の投資とは何かというと、そのお金を使うことによって3年後に自分のところに戻ってくることやものへの支出ということです。
実は私もファイナンシャルプランナーの最上位資格であるCFPを習得するまでにトータルで40万円近く投資をしました。教材、スクール代、受験料などすべてを含めるとこれくらい掛かりました。しかし、この40万円を投資したことにより、10年以上FPとして仕事をすることができています。私の先行投資である40万円はスキルとして、使ったお金以上の価値となり、将来の収入として自分のところに返ってきてくれました。こうした未来の自分を変えてくれる自分磨きのお金をケチってはいけないのです。また、収入を上げるのは難しいという人はボーナスを利用して資産運用にチャレンジしてみることもお勧めします。
次に、貯金の配分を考えます。やっぱり守るお金も必要だからです。ボーナスから将来に備える貯金に配分するのは最低でも10%以上を目安にしましょう。もちろんそれ以上貯金をしてもOKです。普段のお給料ではなかなか貯金ができないという人や臨時支出への備えがない人はボーナス時にまとめて30%以上貯金できるとよいですね。
残りの分は、ご褒美に使ってもよいと思います。人生は一度しかありません。今、この年齢である自分を楽しむことができるのは今、この瞬間だけなのです。だから好きなことに使うことは決して悪いことではないのです。
海外旅行の計画を立てたり、ずっと欲しかったバッグを買い毎日大事に使ったり、友達やパートナーと美味しい物を食べたり、お金を有効活用させて毎日の生活を楽しむことも大切です。
ボーナスの10%以上は将来の自分に投資をする、10~30%以上は貯金をする、残りで今を思いっきり楽しむ。これが私お勧めのボーナスの配分です。備えるべき分を確保したら、その後は人生を楽しむことも大切だからです。