【ガチ中華】諸葛亮孔明の罠か?『猫の耳』が、かりんとうのお菓子になった「臥龍鍋巴 猫耳朶」
昨年2022年のユーキャン新語・流行語大賞でノミネートされた『ガチ中華』。
惜しくも“トップ10”入りを逃しましたが、コロナ禍の最中でも、中国料理専門スーパーマーケット「友誼商店」や、中国・台湾屋台料理が食べられる「友誼食府」など、日本人向けにアレンジを全くしない、本場そのものの味を楽しめるお店が増えています。
慣れない食べ物と言うことで、ハードルが高くなかなか踏み切れない方も多いかと思います。
しかし今回は、食べやすく!
しかもゲームやアニメ、小説、コミックでおなじみ『三國志』に登場する天才軍師:諸葛亮孔明が関連するお菓子を見つけてきました。
購入場所は、アメ横で中国食材を販売する『JJTストア』。
アイドルグループ・ジャニーズWESTが密着取材を務めるTBS番組「DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった」でも紹介されました。
臥龍鍋巴 猫耳朶 甜辣味 218g 360円前後
(取り扱う店舗によって異なります。)
諸葛孔明と襄陽市
卧龙(臥龍)とは、文字通り伏せる竜の事で、すぐれた能力をもちながら、世間に知られないでいる人物を指します。後に、三顧の礼で主君劉備に迎えられる、人里から離れた生活を送っていた孔明を指していました。
製造は、三国志ゆかりの地「湖北省襄陽市」に拠点を置く『湖北臥龍神厨食品社』。
蜀の軍師だった諸葛孔明の旧居(三顧の礼)や、襄陽の戦いなどで有名な古代中国・三国文化象徴の地「襄陽」の食品メーカーとして親しまれます。
なぜ猫耳なのか?
中国・山西省などの北方地区で古くから伝わる麺料理のひとつ「猫耳朵(マォアールドゥオ)」。
その起源は、およそ1500年前の北魏時代に、執筆された農書『斉民要術』にて、華北の「ほうとう」として登場し、その形が猫耳に似ていることから名付けられたと言われています。
ちなみに、西洋料理ではイタリアン「オレッキエッテ(Orecchiette)」も、耳型のパスタとして有名。さらに栃木県佐野市仙波地区には、昔から伝わる「耳うどん」があります。
じつは、世界各地で『耳』の形をした食べ物が伝わっているのですね。
お菓子の中身
ネコミミ中華菓子の猫耳朵。218g、およそ84枚の大容量。
直径4センチ前後。猫の耳の型をした小麦粉の揚げ菓子。
中央に渦巻き模様が描れた耳を模した形。とんがり過ぎの様な気も......。どちらかといえば「うさぎ」?
生地は、耳たぶくらいの厚さで肉厚、ガリガリ・ザクザク食感。歯ごたえは抜群。
ほのかな甘さに、ゴマの風味がよく効いて、とっても香ばしい風味! ゴマベースの「かりんとう」の様な味わいです。
甘辛風味とのことですが、刺激や癖のある中華スパイスの香りもなく、香ばしさ一辺倒。
手が止まらなくなり、まさにおいしさに翻弄されてしまいそう。
計略で敵を惑わす天才軍師孔明ブランドならではのお菓子です。
パッケージは、ファスナー式なので再密封が可能です。
実は、日本人の好みに寄せていない「ガチ中華」でも、気軽に食べられる物もあります。
勇気を出して、まず一歩! ぜひ「中華食材店」や「Yahoo!ショッピング」を探してみてください。
日本にいながら海外旅行の様に、本格的なグルメが楽しめますよ。