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《さくら肉専門》横浜でも珍しい!馬肉をこころゆくまで堪能できる隠れ家居酒屋さん【横浜市港北区】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

綱島はみうけんが育った町の隣に位置し、自転車でチャリチャリ来られる賑やかな街というイメージは今でも変わりませんが。

今回紹介するのは東横線の綱島駅西口から徒歩1分、綱島のれん小路という路地の奥にある馬肉料理専門の居酒屋さん。

「大衆馬肉酒場 冨士乃馬」さんです!

牛・豚・鶏・・・いろいろあるお肉の中で、特にコアなお酒好きな方から人気の「さくら肉」。

さくら肉はいわゆる馬肉。

独特の香りと、噛めば噛むほど溢れる旨味は、お酒との相性もバツグンですよね。

かなり細く奥まった路地の突き当たりにあるこのお店は、見ての通りの穴場店。

しかし店内は広く、カウンターと掘りごたつ席が並んでいて雰囲気も明るいですねぇ。


◆馬肉に合う日本酒(1合780円)

まずはビール! ・・・とも思いましたが、この日は寒かったのでより温まるお酒を。

なんと日本馬肉協会が若駒酒造(栃木県)の杜氏さんと共同開発した、馬肉との相性に特化した日本酒だそうです。


その口当たりたるや、ものすごくスッキリとした辛口!!

トロミがあって気品を感じながらも、お水のようにクイクイ行けちゃう美味しいお酒です。

馬肉との相性もバッチリで、これは是非とも試して頂きたいお酒!

ちなみに、お酒ではないのですがお醤油も馬肉のためのお醤油。

こんなの初めて見ました!


◆馬肉のカルパッチョサラダ(880円)

女性に人気という、このメニュー。

しっかりと味がついているので、そのままお召し上がりください、とのこと。

馬肉と言ったら和食なイメージがあったので、カルパッチョとは意外です。

それにしても、この断面の鮮やかな赤身と、オリーブオイルのテリテリ感の美しいこと!

トロッと食べてみると、洋風で軟らかく、お肉の甘みがしっかりしていて、これは美味しい!!

バジルとオリーブオイルでさっぱりとしていながらクセも無くて、馬を食べているよりお魚を食べているかのようです。


◆馬肉のたたき(980円)

たっぷりの大根おろしにポン酢をタラリ。

さらに薬味と一緒に馬肉で包んでいただきまーす。


大根だけではなく、スライスされたタマネギもたっぷり。

さらに、生姜やネギなど薬味と一緒に頂くので、サッパリしていていくらでも食べられてしまう美味しさです。

◆馬肉からあげ(780円)

冷菜もいいけれど、温かいものも食べたいな! という事で揚げ物をオーダー。

出てきてビックリ、量がいっぱいあってボリューム満点!



箸でつまんで持ち上げると、ジュワリとあふれる肉汁よ!

カリッとした衣、しっかり感じる味付け、そして中は肉汁あふれてジューシーそのもの!

この食感は初めてだし、肉汁を楽しめるレアな唐揚げはなかなか食べる機会がないから嬉しいですね。

最初から日本酒を頼んでいましたが、やはり唐揚げはビールが欲しくなってしまいます。


◆定番新鮮馬刺し・五種盛り(1580円)

あれっ、1人前しか頼んでないんですけど・・・→こちらで1人前です。

なんと、ボリューミーな1人前。これで2人充分に楽しめてしまう量ですねぇ。


気になる内容は、ロース・カルビ・もも・タン・ハツといったラインナップ。

薬味はワサビ・ニンニク・ショウガのほかに、黒い薬味辛味噌もついてきます。


ロースは、しっとりと軟らかくサッパリとした口当たり。

その反面で赤身の旨味がしっかりと感じられて、噛めば噛むほどシアワセになれる美味しさですねぇ。

カルビは、見事なツートンカラー。

ギュムッとした赤身の旨味に、トロける甘味の相性がバツグン!

モモは、馬刺しと言ったらこれ!な逸品。

噛めば噛むほど溢れ出す旨味が強烈で、これはお酒が進んでしまう味わい。

タンは、初めて食べましたが馬肉特有の風味があって好みが分かれるかもしれません。

でもね、これが! 酒飲みが食べると、焼酎が欲しくなるんですよ! 

それも、麦焼酎がいいんです。米や芋ではなく麦焼酎! ぜったい合います!

ハツは、しっかりと味がついているのでそのままパクリ。

スジもなく軟らかいので食べやすく、味付けもしっかりなのでお酒がガンガンすすみます!

◆馬スジの煮込み(480円)

酒場と言ったら煮込み。煮込みといったら酒場な逸品。

自家製の一味をパラパラっとかけて頂くと、アッツアツな肉と根菜の美味しさにピリッと辛味が効いて、これは美味しいです。


この日は、かなり寒かったのでこの温かさは救われた気分がして、すごく嬉しいです。

根菜もダイコン・ニンジン・ゴボウ・コンニャクがたっぷり、はふはふ、ほっくほく。

出汁のアンバイもよく、一味もけっこうしっかりとした辛味と香りがあって実に美味しいです。

◆綱島サワー(550円)

そのいざぎよいネーミングにガガン! と来たので、ついつい注文。

大葉のピクルスをたっぷり入れたサワーだそうですよ。

綱島の名物といったら桃と梨と温泉しか知らない昭和世代には、実に斬新な発想です。


飲んでみると、なるほど大葉の風味がガツンと来ます。

その中にほのかな甘味と酸味が感じられて、これは爽快!!

酸味の中に、さわやかな甘味と香りが生きていて、これは珍しい味わいですねぇ。 

◆うずらの麻薬たまご(480円)

ちょっと気になるネーミングだったので、注文してみました。

麻薬が入っているわけではなく、麻薬並みに後を引く美味しさという事でしょう。


プリッとした食感の中に、しっかり味付けされており、なるほどこれは癖になる!

ネギ、ごま、ラー油などが効いていて、食感もよく、ついつい箸がすすんでしまいます。


◆ジューシーメンチカツ(480円)

もちろん、お馬さんのお肉をふんだんに使ったメンチカツ。

カリッとジュワッと、その断面を見るだけで美味しさがわかってしまうスゴイやつ!!


カラシを塗ってガブッと行くと、お口の中いっぱいにあふれる肉汁がスゴいんです!

馬ならではのお肉の香りがしっかり香るので、これもまた濃いめのお酒が欲しくなる味わい。

この香り、この肉汁、この旨味はさすがに唯一無二の美味しさですねぇ。


◆馬肉のお寿司

手前から、たたき・赤身・カルビという豪華なラインナップ。

馬肉のお寿司はなかなか食べる機会がないので、これは嬉しいです。


特に気に入ったのは、やはりカルビでしょう。、

たたきや赤身はお肉そのものの美味しさで直球勝負をかけてくるけれど、カルビは赤身と脂身の組み合わせがすごく良いです。

赤身の奥深い旨味、脂身のトロリとした甘味、このコントラストが実に素晴らしいですねぇ。



◆◇◆後記◆◇◆

馬肉料理専門というのは珍しいし、馬刺しや馬刺し寿司、カルパッチョなどどれも新鮮で美味しいです。

温かいものだと馬肉煮込みや馬肉唐揚げ、馬肉メンチカツ。

今回は食べなかったけれど、さくら鍋なんかもあるもよう。

日本酒や醤油ですら、そんじょそこらのものではなく馬肉に合う日本酒を出してみたり、お店専用の特注醤油を使ったりと工夫されています。

スタッフさんも感じよく、きちんとお料理の説明をしてくださって、空いたお皿も下げてくれたりして好感度高い!

立地や味の割にリーズナブルなので、是非とも馬刺し好きにオススメしたいお店です。

このお店は綱島駅西口から徒歩1分、綱島のれん小路の「大衆馬肉酒場 冨士乃馬」さん。

お試しを!

大衆馬肉酒場 冨士乃馬  (Rettyページ)

045-541-7766
横浜市港北区綱島西1-6-17

※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。

※最新情報は公式Instagramをチェックしてください。

※メニュー表記は極力メニュー表と同じにしております。

※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。

※この記事はお店の方の許諾を得て撮影・掲載させていただいております。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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