【大田区】大田区のシンボルフラワー・梅の季節が到来!花の香りと色彩に包まれる梅花見〜京急沿線編〜
大田区の街を歩いていると、ちらほらと梅の花が咲き始めました。
梅は大田区のシンボルフラワー(区花)で、大田区の歴史と深い関わりがあります。
今回はふらっと梅のお花見を先取りで鑑賞しに行きました。
大森ふるさとの浜辺公園
大田区民に大人気の「ふるはま」こと大森ふるさとの浜辺公園にも梅の木があります。
大森ふるさとの浜辺公園といえば桜が有名ですが、梅も公園全体に植えられています。
北野神社
北野神社は、京急蒲田方面に向かう呑川沿いにある神社で、境内はほぼ梅の木です。
満開になるととても綺麗で、梅の隠れスポットです!
梅屋敷の由来になった梅の名所・聖蹟蒲田梅屋敷公園
最後に聖蹟蒲田梅屋敷公園(せいせきかまたうめやしきこうえん)の梅を見に行きました。
聖蹟蒲田梅屋敷公園は大田体育館の向かい側にある小さな公園ですが、梅屋敷という地名と旧東海道の歴史に深い関わりがある場所です。
聖蹟蒲田梅屋敷公園ができた経緯を簡単に説明すると、この近辺(旧東海道)で山本忠左衛門という人が「和中散」という道中薬を販売していました。調べると梅屋敷(蒲田)店と大森店の2店舗を経営していたそうです。
この道中薬が旅人たちに好評で大ヒットしたことで財を得ました。
そして、そのお金でこの場所一帯に梅の木を植え、東海道の休み茶屋を開き、その事業も成功したそうで、当時はもっと広い範囲に梅の花が咲いていたそうです。
ですが、後年はさまざまな諸事情で事業をやめざるを得なくなり、そして時代の変化によって道路整備や区画整理などを経た現在は、この公園の一画で梅の花を楽しむことができます。
早速公園内の梅の花を鑑賞してみました!
早速公園内に入ってみました。
こじんまりとした園内で、まだ花が咲いていない木もありましたが、とても綺麗に整備されています。
風に乗ってふんわりと梅の花の優しい香りがしています。
梅屋敷にはもう1つの歴史があり、明治6年に明治天皇が梅屋敷を訪れ、小梅1株を手植えされたお話が有名です。
明治天皇は梅屋敷がお気に入りだったようです。
京急本線の高架下と白梅。個人的にこの風景はとても好きです。
梅の花の香りが降ってくるような感覚になります。
低い位置に花が咲いていたので、鼻を近づけて香りを嗅いでみることができます。
ちなみに、梅の花はふんわりと甘くてパウダリーな香りがします。開花直後と朝一の時間帯の方が香りが強くなり、クチナシの香りが少し柔らかかくなったような感じです。
梅と聞くとイメージ的に酸っぱい香りがしそうですが、実はとてもいい香りなのです。
番外編:実は大田区に梅の香りにちなんだアロマオイルの商品が存在します!
大田区でアロマ事業を行なっている「KAORINO / カオリ乃」では、”大田区の街の香りシリーズ”というテーマで大田区の街をアロマの香りで表現した商品を展開しており、その中の1つが「大田区(梅)の香り」で、旧東海道と梅の花を組み合わせた「大田区の歴史アロマ」です。
和中散の中に入っていたビターオレンジ(橙)の香りとマートル(銀梅花)という梅のスパイシーな香りにゼラニウム・ブルボンの甘い香りをブレンドして梅の花の香りを再現し、旧東海道の歴史を辿れるアロマオイルです。
通常はECサイトのみでの販売ですが、大田区内のイベントで対面販売も行うこともあるので、ぜひ一度大田区の街の香りを体験してみてくださいね!
大田区内に数多くある梅の名所で早い春の訪れを楽しんでみましょう!
今回は京急沿線の梅の名所に足を運んでみました。
梅の花が満開になるのはこれからなので、2月の休日の予定は大田区内の梅の名所でお花見をしてみてはいかがでしょうか?
・大森ふるさとの浜辺公園
東京都大田区ふるさとの浜辺公園1-1
・北野神社
東京都大田区南蒲田1-6-5
・聖蹟蒲田梅屋敷公園(せいせきかまたうめやしきこうえん)
東京都大田区蒲田3-25-6
・カオリ乃
東京都大田区羽田空港1-1-4 HICity ZONE K 201
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