飲食・観光・会津ぶらぶら「あいづ くらし」です。

会津馬刺し

馬刺しと言えば、熊本が有名。他には長野県、山梨県、静岡県でも食べられていますが、福島県では会津地方がメインで、馬刺しの食べられている地域として紹介される場合「福島県」ではなくて「会津」と紹介されるのが通例。
長野県、山梨県は隣県で、信州（伊那）地方が古くから馬肉が食されていました（会津は伊那からの食の影響を強く受けています）。
特徴的なのは、会津では軽種馬(500Kgほど)が好まれていて、赤身が喜ばれます。他地域では重種馬(1t)の流通が多く、サシ（白身）の入った赤身(トロや霜降り)、その他の部位も好まれているようです。
会津では馬刺しは、(ニンニク)辛子味噌を薬味に醤油をつけて食べます。
（おろしショウガやおろしニンニク、刻みネギを薬味にするのが世間一般的らしい）
辛子味噌は、豆板醤にニンニクを擦ったものを入れた感じの薬味です。

鶴我 会津本店 ランチ

2024年1月29日のオープン。
中央通りの会津若松駅近く、リオンドール(スーパー)の道路向かい。
市内にあった別店舗からの移転になります。
馬肉をメインにする店で、馬の各部位が食べられます。
馬刺しばかりではなく、桜刺し(馬刺し)、桜鍋、郷土料理といろいろ揃い、会津を楽しめるメニュー。
鶴我には「東山総本山」という店舗もあり、こちらは完全予約制。
外から見るだけですが、とても立派な建物で一度は利用してみたい店の一つ。
(「東山総本山」は「洋食屋 ふらいと」の隣)
他にも「郡山駅前店」「赤坂店(東京)」　「ハワイアンズ店(いわき)」があります。

前菜 「茶碗蒸し」「がんぱら汁」

本日の注文は、「メガ盛り並 TKT桜刺し定食」に「桜刺し3種食べ比べ TKT定食」。
そのどちらにも写真の前菜が出ました。
「がんぱら汁」は、馬の肋骨でとった汁物。
上品な「茶碗蒸し」と、野趣溢れる「がんぱら汁」。どちらも味わい深く、この組み合わせでの提供が宜しい。

メガ盛り並 TKT桜刺し定食

部位は「もも」。
ほどほどに食感があって「もも」が好きという人は多い感じ。
桜刺し(馬刺し)は薄切りが多いのですが、これは筋を残さない(筋切りの)為と聞きます。
鶴我の桜刺しはかなり厚切り、もちろん、厚みのある方が旨味はマシマシで味わえます。それでいて、筋っぽさなんて少しもありません。

1人でこんなに食べられて幸せ。

TKT とは

T：低カロリー、K：高タンパク、T：低脂肪
の略で、8/29(馬肉)の日キャンペーンとかでもよく目にします。
ダイエットにも、スポーツマンの体作りにもベストな肉なのですが、如何せん、お値段が高い。

桜刺し3種食べ比べ TKT定食

「ヒレ」「ロース」「モモ」の部位3種の食べ比べ。
それぞれの上等な肉で提供。
言われても、食べ比べてもなかなかわかりづらいのですが、同じ部位でも「良いところ」と「並のところ」があるらしいのです。

通常の1人前量。
上が「ヒレ」左が「ロース」、右が「モモ」・・・だと思う。

小皿 味噌汁

他にも小皿が沢山。
味噌汁も新たにつきました。
「もったいなくて」、馬刺しだけでは食べられません、自分は、ご飯をお代わりしました。

その他 ランチ メニュー

「桜カルビ鍋定食」「桜 煮込みハンバーグ定食」「桜メンチカツ定食」「桜もつ煮込み定食」・・・いろいろ。馬肉が苦手な人には「焼き魚定食」もありました。
昼から御膳メニューもありますし、「修学旅行小学生思い出定食」は会津の良い思い出になってもらえる素晴らしい取り組み(なんと、850円)。

店内

店内、1Fだけでもかなりの席数。
下駄箱だってこんなに大きい。

大なり小なりはありますが、壁で仕切られた個室あつらえ。

テーブル席もあって、1人、2人でも利用しやすい。
今回は2人で入店してますが、個室へ案内されました。

店舗

ゴールデン・ウイークにも来たのですが、その時は予約で満席。
入れませんでした。
有料駐車場にお金だけ払って移動しました。
シーズン時は確認した方が良いかもしれません。

会津には馬刺し定食を出す店はいくつもありますが、馬肉専門店は少ない。
メニューにあった「桜鍋」や「桜しゃぶしゃぶ」にも惹かれました。
自分的には、馬刺しにご飯は最高のご馳走です。

＊ 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
本内容に対しまして、Yahoo及び店へお問い合わせはご遠慮ください。