【小山市】これは知らなかった!美しく壮大な江戸時代の彫刻屋台が素晴らしい!「須賀神社」にて公開中
江戸時代末期から戦前まで小山市の須賀神社の例大祭「祇園祭」の付け祭りで繰り出されていた彫刻屋台の存在を知っているでしょうか?
現在、小山市宮本町にある須賀神社の須賀神社会館にて、戦前まで繰り出されていた彫刻屋台の一つ「旧稲葉郷屋台」が復元され展示されています。
美しく壮大な彫刻屋台に感動!
こんなに大きくて美しく壮大な屋台がかつて小山のお祭りで繰り出されていたなんて!
須賀神社会館に展示されている屋台を見たときに、規模と素晴らしさに、驚きました。
屋台の大きさは、奥行き5.4メートル、高さも5メートル以上。本屋台と付屋台の2台を横に並べて舞台とした「踊り屋台」は、日本で唯一の形だとか。
つい先日に、鹿沼の秋祭りで彫刻屋台を見てきましたが、鹿沼の彫刻屋台と比べても大きさは1.5倍以上。迫力ある屋台に圧倒されました。
細部まで施された彫刻は美しく見応えがあります。
屋台は、小山駅西口エリアの旧5町内がかつて有しており、当時の写真も掲示されています。復元展示されているのは稲葉郷の屋台。稲葉郷は現在の小山市本郷町周辺にあたります。部材に記された建造年は1815年。
写真からも当時の活気が伝わってきます。
屋台で上演されたであろう舞や狂言の大衆演芸は、賑いと盛り上がりを見せたに違いありません。
小山市で暮らしていて、素晴らしい彫刻屋台が祭りでかつて繰り出されていたこと、このような屋台が利用されずに眠っていたことを知りませんでした。当時の小山の賑や町人文化を知るとてもいい機会にもなりました。
屋台の復元展示は11月14日まで。入場は無料。
ぜひ多くの人に足を運んでもらい、壮大な屋台の素晴らしさに共感していただきたいです。期間限定の展示にとどまらず、小山市の重要な文化財として、屋台が常設展示され、いつか祇園祭でも復活する日を願わずにはいられません。
須賀神社会館 旧稲葉郷屋台復元 展示
- 期間:2024年10月14日(月)〜11月14日(木)
- 時間:平日は午前9時~午後5時、土日祝日は午後1~5時(最終入場は4時半)
- 入場無料
- 会場:須賀神社会館 〒323-0024 栃木県小山市宮本町1丁目2−4