【佐久市】うれしい薬効がたくさん。佐久鯉のアラ汁
【素材お借りしました:イラストレーター bonbonさんとイラストレーター DARさん】
前回、佐久市の郷土料理である【佐久市】佐久市のごちそう。鯉のうま煮を作りました。
佐久鯉は浅間山や蓼科山から流れる清流で育ち、低い水温の中で生きています。そのため、身は引き締まり、脂ののった美味しい高級魚として有名です。
それだけでなく、佐久鯉は「薬用魚」や「療養魚」としても知られており、その薬効の高さが評価されています。
「え!だから佐久市は健康寿命長いの?」と、目から鱗が落ちたような、腑に落ちるしかないような新たな発見に高揚しました。
佐久鯉が寿命を延びしていると断言はできませんが、佐久市の長寿を支えてくれているかもしれませんね。
市によると、令和4年度の介護保険の要介護・要支援認定率(65歳以上)は15.9%と、国全体(19.4%)を大きく下回った。
多くの自治体が指標とする要介護度1以下の健康寿命は男性81.0歳、女性85.4歳で、国全体(男性80.1歳、女性84.4歳)を上回り、平均寿命との差も国全体より小さいなど、佐久市の健康長寿ぶりを裏付けている。
佐久鯉について調べていくと、鯉の煮汁にはタウリンが約40%含まれているので、二日酔いや脂肪肝などを予防できることもわかりました。
それに加えて、驚くような効能が他にもあったので、鯉を最後まで食べることが自分の体にとってプラスになると学びました。
【参考サイト:信州佐久・佐久鯉ガイド】
鯉のうま煮を作った際にあまった、頭と尾。
「全部の栄養を体に吸収させる」と、導かれるように、鯉のアラ汁を作ることにしました。(鯉に恋してる)
【作り方】鯉のアラ汁
▼材料
・鯉の頭・尾
(鯉の切り身も入れたい場合はお好きな量を使ってください。)
・味噌 … 100g(お玉半分くらい)
・水 … 1500ml~2000ml
・酒 … 100ml
・砂糖 … 4g(小さじ1)
・豆腐 … 1丁
・ネギ … 適量
※鯉の切り身(頭・尾を含む)は、ツルヤや西友、ヘルシーテラス佐久南などで売っています。もしくは吉澤鯉店 - 佐久市桜井や◆信州佐久 鯉専門店 うすだ鯉店などの鯉屋さんにも置いてあります。
▼鯉のアラ汁の作り方
①鍋に鯉入れ、身が浸るくらいの水を加える。
②沸騰するまで強火で火にかける。沸騰したら弱火にし、酒と砂糖を加える。5分ほど煮込む。
③味噌を加え、味をととのえる。風味がなくなるので、少しずつ味噌を入れる。
※アクが出たら取り除く。ただし、うまみも取れてしまうことがあるので、取りすぎないように注意する。黒い(または茶色い)アクだけを取る。
④豆腐・ネギを加える。
⑤具材に味がなじむまで、30分から1時間ほど煮込む。煮込み終わったら出来上がり。
▼待ちに待った実食です。
佐久鯉は川魚特有の臭みは全くないと言われています。その通りで、臭みはなく、口当たりがまろやかです。優しい味で、胃が喜んでらぁ。
ただ味だけでなく、豊富な栄養が摂れたことにも喜びを感じます。
佐久鯉のことを学びながら作ったおかげで、機会があれば佐久鯉を食べようという選択肢が生まれました。
外食する時、体の健康を考えたい時、妊娠した時などに、いつも食べている食材でなく、佐久鯉も食べてみようと思えたのです。
鯉のうま煮、鯉のアラ汁、ごちそうさまでした。