原作には存在しない?幻の装備を搭載した悪役顔のガンダム
こんにちは!
ガンプラをライフワークとするモデラ― シゲユキです。
当記事では、ガンプラの「製品構成」や「ギミック」などを紹介しています!
今回のガンプラは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」より、
ガンダムGP02A(MLRS仕様)サイサリス です!
最寄りのプラモデルお取扱店でお買い求めいただけます。
ネットでは高額転売が横行していますので、購入価格には十分ご注意ください。
※ HGUC:High Grade Universal Century
◆前後ショット◆
モビルスーツの設定企画「ハーモニー・オブ・ガンダム」で誕生した、サイサリスの開発プランの1つ。
MLRSを装備したガンダムGP02A、「MLRS仕様」。
設定上は存在しますが、原作には登場していない幻の機体です。(ゲームには出てるけどねw)
ちなみにMLRSとは「Multiple Launch Rocket System」(多連装ロケットシステム)の通称で、かいわいでは一般的にそう呼ばれています。
MLRSの存在感が圧倒的ですね!
そもそもゴツイ機体ですが、さらに拍車がかかっています。
◆サイズ比較◆
ガンダム(HGUC No.191)と並べるとこんな感じ。
設定上の頭長高は、当機が18.5mで、ガンダムが18.0m。
スケールはいずれも1/144です。
※ このガンダムは縮尺がほぼ正確なので、スケールの誤差を確認するのに便利!
◆バリエ元と比較◆
当キットは 2006年 7月23日に発売された「HGUC No.066 ガンダムGP02A サイサリス」のバリエーションキットです。
両者は成形色が異なるほか、バックパックと搭載される装備、あと付属品に違いがあります。
装備類については後述しますが、バックパックはこんなデザイン。
全然違いますね!
◆パーツ構成◆
成形品 x 7、ポリキャップ、シール。
物量は、当時のキットとしては結構多めだと思います。
上位互換ではないので、ノーマルのサイサリスとしては組めません。
シールはそこそこありますね。
ただ、塗ってもそれほど大儀じゃないので、部分塗装がお勧めです。
ランナーの大きな写真は以下をご参照ください。
HGUC ガンダムGP02A(MLRS仕様)サイサリス [RX-78GP02A] 075(当方のブログです)
◆付属品◆
本体以外の付属品は次のとおり。
- ビームバズーカ
- ラジエーターシールド
- ビームエフェクト x 2
- 台座用ジョイント
- ハンドパーツ
握り手 [左右]
ハンドパーツ
標準の「握り手」が一組のみ付属。
これしかないので、基本的に着脱の必要はありません。
ビームサーベル
左右のサイドアーマーに「サーベルグリップ」が1本づつマウントされています。
利用の際はそれを取り外し、「サーベルグリップ」と「ビームエフェクト」で「握り手」をはさむ感じです。
ただ保持力がないに等しく、写真では持っているように見えますが、実際は引っかかっているだけで簡単に抜け落ちてしまいます…。
ラジエーターシールド
冷却システムを内蔵した巨大なシールドです。
裏側には「ビームバズーカ」の砲身が収納されており、手持ち用のグリップが設けられています。
もちろん「握り手」で持てますが、腕の保持力では限界ギリギリなので、足に乗せたりして浮かせないほうが安心です。
それとこのとき「握り手」は分解が必要ですが、このダボがとんでもなく折れやすいので、組み立ての時点でクリアランスを調整しておくことをお勧めします。
多連装ロケットシステム(MLRS)
当機が当機たるゆえん、MLRS。
バックパックとは両端が軸関節のアームでつながっており、
左右それぞれクランク状に動きます。
上部のハッチは全て個別に開閉可能です!
ビームバズーカ
先のMLRSと排他で装備できます。
装備するには、MLRSをアームごと取り外し、当バズーカをショルダーアーマーの背面に接続すればOK。
とてもスッキリしますねw
というか、ほとんどノーマルのサイサリスです。
台座用ジョイント
HGのキットに付属する事がある、BA1のスタンド(別売り)の先端に接続できるジョイントです。
サイサリスの股下には着脱できるカバーがあり、これを外すことで、
当ジョイントに接続できるようになります。
角度的には、ちょっと上向きになっちゃう感じです。
なお「アクションベース1(別売り)」をお持ちの場合は、付属する8mmのI型ジョイントがそのまま使えます。
◆余剰パーツ◆
余剰パーツとしては、ご覧の物が余ります。
これらは「アトミックバズーカ」のパーツ(左)と、「HGUC No.018 ガンダムGP01Fb フルバーニアン」を固定するジョイント(右)です。
どちらも当キットには使えません。
◆ギミック◆
ビームバズーカの展開
「ビームバズーカ」を使う場合は、まず本体を前方に展開。
次に、シールドのホルダーを開いて、砲身を取り出します。
あとは、本体に砲身を接続し、
サイトスコープを引き出せば完成です!
サイサリスに持たせるとこんな感じ。
可動箇所が多い割に取り回しが悪く、握り手に持たせるだけでもカナリ苦労します…。
ついでなので、ノーマルのサイサリスに付属する「アトミックバズーカ」と比較。
「ビームバズーカ」のほうが後から発売したからか、ディテールが凝ってる印象ですね。
◆まとめ◆
- 「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」より「ガンダムGP02A(MLRS仕様)サイサリス」のキットです。
- 製品としてはノーマルのバリエーションキットで、成形色と装備、付属品が異なります。
- 上位互換ではないので、当キットをノーマルとして組むことはできません。
- ノーマルに付属していたスタンドはオミットされています。(残念)
以上、HGUC「ガンダムGP02A(MLRS仕様)サイサリス」のレビューでした。
ご覧いただきありがとうございます。
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