雨の徒歩キャンプで注意すべき10のこと【車なしキャンプ】
こんにちは、徒歩キャンプいずみです。
突然ですが、「雨音」は好きですか?
私は、わざわざ雨の日に徒歩キャンプに行くことがあるくらい「雨音」が好きです。
雨の日のキャンプは、テントにあたる雨音に癒されることだけでなく、場内がとても空いていて静かな時間が過ごせることに良さがあると思っています。
ただ、雨の日のキャンプは良いことばかりではなく、テント設営撤収も大変ですし、その他リスクも多数あり注意する点も多く、安易に雨のキャンプを行うのはとても危険です。
今回は、雨の日の徒歩キャンプで注意すべき10のことについて紹介していきます。
1,事前に天気予報をしっかり確認する
雨キャンプを行ううえで大事なことは、事前に天気予報をしっかり確認すること。
- 雨が降る時間帯
- 降水量
- 風速
- 警報の有無
- 何日も降り続いていないか
テントの設営・撤収時は雨が降っていないほうが楽です。可能であれば雨が止んでいる時間帯を見計らって行くのがおすすめです。
降水量は1時間に10mmを超えてくると大雨に近い状態になるので何時間も何日も大雨が降り続いている状態では土砂災害や河川の氾濫も心配になってきます。
また、雨の日は風が強いことも多く、風速が5mを超えてくるとテントが煽られる状態になることも多いので注意が必要。
これらを考慮したうえで、警報級や悪天候の場合はキャンプ自体を避けて、ちょうどいい雨の降り方(天候)とタイミングを見計らって行うようにしましょう。
2,ゲリラ豪雨や雷・台風の多い季節は注意
とくに梅雨時期~初秋は、ゲリラ豪雨や雷、台風が多く発生します。
台風については、事前に情報収集をしていれば避けられますが、ゲリラ豪雨や雷は突然の天気の急変で起こることもしばしばです。
事前に雨雲レーダーを確認する
キャンプ中に黒い雲や急に風が吹いてきた時やキャンプに行く前には雨雲レーダーアプリで、「何処で何時頃にゲリラ豪雨が来るのか」を事前に確認しましょう。
事前に確認しておけば雷雨や突風に備え、ペグやロープでテントの補強などの準備ができますし、建物に避難をしたり、危険を避けることが出来ます。
3,駅やバス停が近い行き慣れたキャンプ場を選ぼう
雨の日にキャンプをする際、移動が楽な行き慣れたキャンプ場で行うのがおすすめ。
徒歩キャンプの場合、何かあっても気軽に帰ることが出来ませんので、出来るだけ駅やバス停が近く帰りやすい環境で行うのがおすすめです。
私の場合も、行き慣れた駅からも近いキャンプ場で雨キャンプを行うようにしています。
4,サイト選びは慎重に
雨キャンプを行う場合、サイト選びはとても重要です。
サイト選び
雨の日キャンプは、テントが浸水しない場所に張ることが大事です。
- 高地に張るようにする
- 泥だらけの場所は避けたい
当たり前ですが、水は高い場所から低い場所に流れていきますので、出来るだけ高地に張るようにしましょう。
また、水たまりが出来るような窪地に張るのは避けましょう。
私が雨の日にキャンプをする時は、雨水の流れを確認し、窪地を避けて少しでも高めの場所に張るようにしています。
河川氾濫や土砂災害に注意
何日も大雨が降り続くと河川の氾濫や土砂災害の心配があります。
その点を考慮してキャンプ場を選ぶ必要があります。
私が雨キャンプをする時は、何日も大雨が降り続いているような時は決行しませんし、大雨が降っても翌朝に止んでいるいたり数時間すると止む程度の時に決行しています。
5,雨装備を忘れずに
普段のキャンプとは異なり雨キャンプは濡れることが前提のキャンプとなるので、備えは必須です。
- カッパ
- タオル
- 防水仕様の靴
- 荷物が濡れないようにするカバー
- グランドシート
- タープは余分に持ってくると良い
- 着替え
グランドシートは、テントの下に敷くものですが、薄過ぎたりテントより小さ過ぎると、インナーテントが雨水で染みてくることもあるので、出来るだけ丈夫なものを用意しましょう。
タープについては、万が一の雨漏りや雨除けに利用することが出来ます。あれば便利で安心です。
靴は、防水仕様の靴がおすすめ。濡れると気持ち悪くても冷たいまま履くことになるので靴は大事です。
また、着替えも忘れずに。時期によっては濡れてしまうと寒くてキャンプどころでは無くなってしまうので持っていきましょう。
6,テント選びは大事
大雨に耐えられるであろうテントを用意しましょう。
- 設営が大変なものは避けよう
- シングルウォールテントは注意
- 耐水圧1500mmは必要
雨の日の設営撤収は大変ですので設営が難しいテントは避たいですね。
インナーテントがないシングルウォールテント(1枚のみのテント)では、耐水圧が多少心配ですので、できればインナーテントつきのダブルウォールテントがおすすめ。
また、テントの耐水圧も重要で、1500mmの耐水圧は欲しいです。
耐水圧1500mmであれば、通常の強い雨(豪雨じゃない雨)であれば1泊は耐えられる傾向にあります。
ただし、耐水圧の過信はよくありませんし、ノーブランド品のテントの耐水圧は信用ならないので、信用できるメーカーのテントを持っていくのが良いですね。
7,交通情報も調べておこう
徒歩キャンプの場合、事前に帰る日の天気や交通情報を知っておくのもとても大事です。
大雨が降り続くような天候の場合、最悪、帰る日の電車が運休ということもあり得ます。
雨キャンプを行う場合は、帰る日の天気も事前に調べておきましょう。
- 帰る日は天気が回復している日を狙うのがおすすめ
また、電車が運休になった場合など、その他の帰る手段を知っておくことも重要です。
8、洗い物はウェットティッシュを活用
雨キャンプの日は、いちいち炊事場に洗い物に行くのは面倒になります。
汚れがつきにくい食事にするのがおすすめですが、お皿やクッカーが汚れた場合はウェットティッシュで拭けるくらい簡単な調理にしておくと非常に楽です。
私自身、普段から炊事場ではあまり洗い物はせずにウェットティッシュで拭いておいてから家でクッカー類を洗うことが多いです。
9、焚き火はできないものとする
キャンプと言えば、焚き火をしたくなるかと思いますが、雨の日はできるだけ避けたいですね。
薪が湿気で煙だらけになることも多く、最悪、着火できず薪を無駄にしてしまうこともあります。
耐火性の強いタープ下で焚き火が出来ないこともないですが、決してタープが燃えないわけではないので、無理して焚き火をする必要はないと思っています
10,危険を感じたら、すぐ帰る選択を
雨キャンプに限らずですが、無理をしないこと。
例えば、台風の発生や警報が出ているのに無理にキャンプに出掛けたり、大雨が降り続き、河川の氾濫や土砂崩れの危険があるのに、逃げずにキャンプを続けたり、そういった行為は避けましょう。
私が雨キャンプを行う時は、当日朝のギリギリまで天気予報と睨めっこして「危険レベルではないか?」をしっかり確認していくようにしています。
とくに梅雨~初秋の雨キャンプはゲリラ豪雨になることもあるので、注意が必要です。
比較的安全な時期は、10月後半~梅雨前くらいかなと思っています。
雨キャンプに限らずですが「いつもと違う」と感じたら、逃げられるうちに逃げることが大事です。
安全を考慮して雨キャンプを楽しもう
雨キャンプをする場合は第一に安全を考慮して行いましょう。
- 事前の天候確認をしっかり行うこと
- 雨に耐えられる装備で挑もう
- 決して無理はしないこと
私が雨キャンプを行う場合、天候をしっかり考慮し「ちょうどいい雨キャンプが出来る日」に決行しています。
そのため、タイミングと見極めがが非常に大事と感じています。
↓徒歩キャンプいずみが雨キャンプに行った時の動画
ぜひ、参考にしてください^^