【東近江市】9月11日まで、近江上宮会館を会場として入場無料の「近江上宮会の歩み」展が催されています
JR能登川駅の東口からほど近い場所にある近江上宮会館(公会堂)にて、2022年9月9日から11日までの3日間に聖徳太子薨去1400年記念イベント「近江上宮会の歩み」展が催されています。
今年2022年、聖徳太子薨去1400年という節目に、近江上宮会は明治・大正・昭和・平成・令和と長きにわたって続けてきた活動に幕を下ろす予定です。
神崎倶楽部(現在の公会堂)の落成は1917年(大正6年)であり、その後に実施された大改修からも、既に半世紀以上が経過しています。耐震補強化、もしくは新築には多くの予算と時間を要しますが、昨今は少子高齢化が進んでおり、さらに会員数も減少傾向にあります。
そして自治会館の改築計画も持ち上がっているため、近江上宮会館の耐震補強化や新築などは望まない方針が取られることになったそうです。
長い歴史に幕を下すこととなる近江上宮会。この機会に、今日までの歩みに触れてみてはいかがでしょうか。
会場には大変多くの資料が展示されており、見応えがあります。
太子堂の礎石の刻文は、法隆寺法王大僧正である佐伯定胤(さえきじょういん)によるものとのことです。
こちらは1934(昭和9年)に初の春季大法要として催された祭事(商工祭)の様子を収めた16mmフィルムです。当時の映像記録はそう多くはないため、大変貴重な資料となっています。
最終日である9月11日の午後1時50分からは、茨城県水戸市にある善重寺の住職、藤本貫大師の講演会も予定されています。
【「近江上宮会の歩み」展】
所在地
滋賀県東近江市垣見町778
開催期間
2022年9月9日~11日の午後1時~午後5時
電話番号
0748-42-1118