【激痛事件】せっかく良くなったと思ったのに…。骨折した高校球児が見舞われた、さらなる悲劇とは?
前回までのあらすじ
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堂々と部活がサボれることに気付き、むしろ骨折してラッキー、くらいに思っていた作者だったが…
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こんにちは、ニシムラマコジです。前回、鼻を真っ直ぐにしてもらう処置で激しい痛みに苦しむも、堂々と部活がサボれることに気付き、「骨折してラッキー」くらいに思ってしまった僕。「鼻を折った甲斐があった。しばらくこの鼻のプレートをはずさず、重傷をアピールしよう。そうすれば、当分サボれるぞ。」と心の底からシメシメと思いました。ところが…最後に大きな落とし穴が待っていたのです。
それは腫れも引いたある日のこと。少し様子を見てみようと思い、僕は鼻のプレートをはずしてみました。すると…鏡を見た瞬間、僕は思わずこう叫んでいたのです。「マジで!?」
曲がっている。
折れた時ほどではないにせよ、微かにまだ斜めになっていたのです!ウソでしょ!?あんなに痛い思いをしたのに…。全然まっすぐになってねえじゃねえか!そう文句を言いながら、思わず膝から崩れ落ちたのは言うまでもありません。
そしてそれから約30年…。いまだに僕の鼻は曲がったままです。まあパッと見はわからない程度なのでいいのですが、よく見ると確かに曲がっていて、我ながらなんとも切ない感じが漂う顔になっています。
「なんか…鼻曲がってるよ。」
その日以来…僕は鏡の中の永遠にまっすぐにならない鼻を見る度、マネージャーのこの一言を思い出し、ため息をつくのでした。今ではそれも輝かしい思い出です。
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