【激痛事件】練習中、突然ボールがイレギュラー!その後高校球児に訪れた恐ろしい悲劇とは?
この続きが読みたいぞ!という方はコチラの第二話へどうぞ!
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こんにちは、ニシムラマコジです。これは僕が高校生の頃のこと。
高校時代、僕は野球部に所属していました。元高校球児と聞くと、爽やかなイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。でも、ドヘタで、まさに補欠の中の補欠だった僕は、「一生懸命やっているフリをしながら巧妙にサボる方法はないか」ということを常に考えているような、爽やかさのかけらもないダメ球児でした。練習はとにかくきつく、しかも野球部員のくせに打球が怖いという弱点を持つ僕は、つらい日々を過ごしていました。だったら何故入ったんだと言われそうですが、僕にもよくわかりません。その場のノリと勢いでうっかり入ってしまったのですが、入部するまで自分がうっかりしていることに気付かなかったのですから仕方ないですね。我ながら見事なうっかりぶりです。
つらい練習の中でも、特に嫌だったのが、ノックの時間。なぜなら…エラーすると怒られるのです。令和の今は、そんなことほとんどないと思いますが、当時は監督から怒鳴られるのは結構普通のことでした。人から怒られないことを人生の第一目標に掲げている僕にとって、これはかなりの苦痛でした。
でも…それ以上に怖いことがありました。それは「イレギュラー」。ウチの学校は、水はけが悪く、雨が降る度グラウンドに川ができるため、乾いた後地面がボコボコになりやすかったのですが…どんなに頑張って整備してもある程度しかキレイにならず、打球の軌道が突然変化することは日常茶飯事だったのです。いつか球が当たって大怪我をするかもしれない。そんな恐怖と闘いながら、日々ノックを受けていました。すると…懸念していた通りの恐ろしい悲劇が僕を待っていたのです。
それは暖かい春の日でした。僕はいつものように外野ノックを受けていました。相変わらず地面はボコボコでしたが、それほどイレギュラーすることはなく、なんとか打球を処理できていました。ところがしばらくすると、突然バウンドが大きく右にそれたのです。
「イレギュラーだ!」
慌てて僕は、打球に合わせ、体を右にシフトさせました。後ろに逸らしたら怒られる!必死で打球に食らいつこうとしました。ところが…次の瞬間!右にそれたはずの球が、今度は突然左に向きを変え、僕目掛けて突っ込んできたのです!やばい!そう思うや否や、僕の体から、この世のものとは思えない、不気味な音が鳴り響きました。
モギャン!
…あれ?一瞬何が起きたか分かりませんでした。ところがその直後…地面に赤い液体がドボドボと流れ落ちるのが見えたのです。血だ!この時僕の身に何が起こったか、ようやくわかりました。なんと!打球は見事に鼻に直撃していたのです!
「ヒイイ!」
大量の血を見た瞬間、僕の口から情けないメロディーが流れ出ました。「お前は医者になれ。」そう親から言われるも、血を見るのが怖いという理由で瞬時に断念した僕です。膝はガクガク、腰はプルプル、鼻血はダラダラで、あまりの恐怖に、まるでゴキブリに襲われて腰を抜かした乙女のように、思わずその場にへたり込みました。
果たしてこれから僕はどうなってしまうのでしょうか!?この後とんでもない恐怖に襲われるのですが…少々長くなりそうですので、続きはこちらの第二話からどうぞ!
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■現在や過去に起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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