【神戸市兵庫区】毎月開催!新開地土曜マルシェで「ええもん」探しが楽しめる
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/top_1634186054755.jpeg?exp=10800)
毎月第2土曜日は(8月、12月は第1土曜日)、神戸アートビレッジセンターとその近辺の新開地商店街で「新開地土曜マルシェ」が行われています。何度も前を通り過ぎ「今度ゆっくり行きたいな」と思いながらも、まだ一度も行ったことがありませんでした。ということで、今月9日、初めて訪れた土曜マルシェをレポートします。
新開地に集まる「ええもん」
海と山に囲まれ自然の恵みあふれる「ひょうご」の「ええもん」を集めて「まち暮らし」をもっと楽しくしていこうという「新開地土曜マルシェ」は、農家、酪農、畜産、漁師などからの直送販売の他、ワークショップや手作り雑貨・おやつ、野外ライブなどもあり一日中楽しめるイベントです。
【レポート内容】
・DiReSt67
・Arabesque(アラベスク)
・はっちゃんの台所
・播州織職人 西角博文
・MIMICOWORKS
・ピンクのビリケン
・ボンベPIZZA
・空の下の演奏会
・新開地まちかどガーデンサークル
・その他の出店者
イベント情報まとめ
DiReSt67
どこからまわろうかとウロウロしていると、木製のボードゲームが目につきました。これは間伐材を使って作られているそうです。
![世界中の色んなボードゲームがあって面白い](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634186743860.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
話をうかがうと、販売しているのは神戸市立神港橘高等学校の生徒たちが活動する「DiReSt67(外部リンク)」という防災支援団体。売上金の一部を被災地である東北や熊本へ寄付をしたり、六甲山の環境整備などを支援することで街の防災に役立てたりしています。この他にも、キーホルダーや日めくりなど色んなオリジナルグッズが並べられ、それぞれに意味やストーリーがあるようです。
![高校生がおっちゃんと将棋で真剣勝負](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634186885109.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![災害の記憶や防災のノウハウをみんなに伝える「でんさい」くん](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634186922461.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
コロナ禍で活動が限られる中でも、工夫して防災支援活動に取り組む高校生たちの表情は明るく、私も元気をもらいました。
Arabesque(アラベスク)
絶え間なくお客さんが訪れる「アラベスク(外部リンク)」はオシャレなアクセサリーが並べられ「駅ナカにあるアクセサリーショップみたい」と思っていたのですが…。
![小ぶりのものから大ぶりのものまで様々](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222469514.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
とんでもない、よく見ると、その辺にあるアクセサリーショップではございません!
![昆虫デザインのイヤーアクセサリー](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222513329.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ほぼすべての作品が昆虫のデザインなのです。違和感なく着けられそうなのに、よく見ると昆虫だった…って、すごく面白いですよね。
![本物が入っているアクセサリーも…](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222559638.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
標本になる予定だったテントウムシがペンダントトップに入っていたり、タマムシの実際の羽があしらわれている作品もあったりします。そう聞くと少し驚くかもしれませんが、とっても綺麗で個性的なアート作品です。
![アニマルINスリッパ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222599924.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
昆虫だけではありません。人気シリーズのひとつで、便所スリッパに花を持ったゾウやゴリラが入った、意外な組み合わせのピアスもあります。ここに来れば、オシャレなのに人とは違う自分だけのアクセサリーを見つけられますよ。
はっちゃんの台所
アートビレッジ1階の「はっちゃんの台所(外部リンク)」のお弁当は、ご飯入りかおかずのみか、そしてパックサイズも選ぶことができます。
![2017年に開店した地域で人気のお店](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634187269327.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
お昼時に行ってみると行列ができていました。このタイミングで売り切れる商品もあるそうなので、早めの購入をおすすめします。
![おかずパック大(写真提供:はっちゃんの台所)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634490676711.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
私は「おかずパック大」を購入しました。500 円(税込)で、10 種類以上のお惣菜。家で惣菜の品数を沢山作るのは結構大変なので助かります。持ち帰ってから夫と分けて食べて(2歳の娘もつまみ食い)二人とも満腹に。おいしくいただきました。
播州織職人 西角博文
西脇市を中心に北播磨で生産されている播州織は、あらかじめ染めた糸で生地を織る先染織物。その品質は、国内だけでなく海外からも高い評価を受けています。しかし、織られた生地の多くはメーカーやブランドを通じてシャツやブラウスなどの製品となって売り出されるため、現在、播州織の一般的な認知度はそれほど高くありません。西角博文さんはこの技術を伝えていくためにも「昔ながらのやり方だけにとらわれず、変わっていくことも大切」とおっしゃっていました。
![作品を手に説明してくださる西角さん](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634187564115.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![直接見て触って選べる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634187398512.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
西角さんが織る作品は、全て一点もの。「あれと同じ生地が欲しい」と言われても同じものはないそうです。受注生産は受けておらず、沢山の生地の中から自分の「お気に入り」を探してもらいます。どのように使うかはその人次第で、例えばスカートは、ほぼ無縫製のため「来年はストールにして着よう」そんな楽しみ方もあると話してくださいました。
MIMICOWORKS
かわいい小物をたくさん並べているこちらは、身の回りの布小物を丁寧に手作りされている「MIMICOWORKS(外部リンク)」耳野さん。
![どれもみんなかわいいものばかり](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222746166.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![髪飾りも種類豊富で迷う!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222793970.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
色んな小物がある中で、私が子どもたちへのおみやげに選んだのはフェルトのアニマルピン。かわいい動物の顔ときれいな縫い目に惹かれました。
![新作あかちゃん向けの帽子](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634222854664.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ピンクのビリケン
どこからか強い視線を感じ振り向くと、沢山の編みぐるみ!「ピンクのビリケン(外部リンク)」さんのブースからでした。
![これらは作品のほんの一部](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634187806700.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![近くで見ると一層かわいくて個性的](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634187835334.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
元は趣味で始め、かわいいねと言ってもらいながら新しい作品を編むようになり、今では各地のイベントに出店するようになったそうです。「今度は娘を連れてこよう」と思いましたが「あれもこれも」と悩む姿が目に浮かびます。
ボンベPIZZA
こちらは名前のとおり、ピザの販売をしていますが、実は注目すべきはピザ窯の方でした。
![今回は3種のピザを販売](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188405764.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
プロパンガスのボンベは、ある一定の時期になると点検を受け、まだ使えるものでも廃棄されることが多いそう。そんなボンベの再利用で作られたものがHiroshiさんの「ボンベpizza窯(外部リンク)」です。
![黒くてカッコいい初代ボンベpizza窯](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188665162.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![入れてから3分で完成](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188716901.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![オリジナルボンベピザ500円(税込)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188751168.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
天気もよく屋外で食べるのはとっても気持ちよかったです。そのうちあちこちのイベントで、この窯でピザを焼いている様子を見かけるようになるかもしれませんね。
空の下の演奏会
午後からは、ミニライブが始まります。今回のトップバッターはシンガーソングライター兼イラストレーターの、趙昌徳(ちょうまさのり)(外部リンク)さんによる、ギター弾き語り。とっても優しい歌声でずっと聴いていたい心地よさでした。
![趙昌徳さんのステージ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188837052.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そのあとも、Matsurica(ギター弾き語り)、神戸東町待合楽団(こうべの歌)など全部で3ステージ予定されていました。空高く秋の風吹く心地よい季節で「空の下の演奏会」というタイトルがぴったりです。
新開地まちかどガーデンサークル
毎回少しずつ出店者の変わる土曜マルシェ。今回は野菜農家の出店はなかったようですが、野菜を売っているブースを見つけました。主催の新開地まちづくりNPO内「新開地まちかどガーデンサークル(外部リンク)」です。
![野菜や果物、ハーブ・花の苗などを販売](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188944550.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
湊川公園の新開地側に農園があり、ご近所の皆さんが野菜などを育てているそうです。
![季節の採れたて野菜や果物が並びます](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634188993265.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ピーマンも、ししとうもこんなに入って100円です。私はとってもかわいらしいいちじくを4ついただきました。2つセットで10円なので、4つ20円(税込)のお買い上げ!サイズは小さくても、甘くてとってもおいしかったです。
![新開地まちかどガーデンサークルの皆さん](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634189087339.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
新開地周辺にお住まいの方で「野菜や花を育てたいけど家ではなぁ」という方は、サークルに参加するのも楽しいかもしれませんね。
その他の出店者
まだまだ紹介したいのですが、沢山あって全てをゆっくりまわることができませんでした。
千秋園(園芸店)
![湊川・東山商店街の老舗園芸店「千秋園」季節の花の苗](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634189234291.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
マサキーズコーヒー
![海外でコーヒーの栽培経験を持つ珈琲職人・田代さんによる「マサキーズコーヒー」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634189298792.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
菓子工房 ecca(エッカ)
![砂糖や添加物の使用をおさえた「菓子工房ecca(エッカ)」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kosakayuko/article/00144351/internal_1634189337483.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
sawa-ri(播州織)/細見農園(丹波篠山産コシヒカリ)/悠・祇(命運鑑定、手相)/『メオトdeオーラ』(氣功とオーラ視)/fuuka(サンキャッチャーなど)/大和家ベーカリー×Boulangerie Anne/丹波立杭焼「雅峰窯(がほうがま)」市野秀之コレクション/神戸中央卸売市場「八木佐(やぎさ)」(しんちゃんの無添加一夜干し)/三笠屋(ハモ天)/cicobird(布洋裁)/Wood-B(木工ワークショップ)
毎月第2土曜日に開催しているので(8月、12月は第1土曜日)、散歩がてら何度も遊びに行きながら、毎回新しい「ええもん」を見つけて楽しむのもいいかもしれません。また、お店の人やお客さん同士の会話もマルシェの楽しいところ。次回は11月13日。ぜひ足を運んでみてください。出店者も随時募集しているようですよ。
以上リポート
MCのB面:新米ライター・YUKOでした!
イベント情報
新開地土曜マルシェ(外部リンク)
毎月第2土曜日開催(雨天決行)
※8月、12月は第1土曜日
時間:11:00~16:00
会場:神戸アートビレッジセンター1F + 新開地商店街
アクセス:
神戸高速「新開地駅」8番出口より 徒歩約5分
JR「神戸駅」ビエラ神戸口より 徒歩約10分
神戸市営地下鉄「湊川公園駅」東改札口より 徒歩約15分
(神戸高速は、阪急・阪神・山陽から直通)
※月ごとに出店内容が変わります。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止になる場合があります。最新情報はHPでご確認下さい。
主催:新開地まちづくりNPO(外部リンク)
共催:神戸アートビレッジセンター(外部リンク)
協力:新開地商店街・ひょうご職人気質