【過干渉】先回り育児からの脱却!子どもの自立を促すために大切な2つの考え方とは?
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今回も前回に引き続き『先回り育児』をテーマにお話しさせていただきます。
【先回りをしない育児2つの大切な考え方】
先回りをなるべくしないスタンスで子育てをするためには、親は2つの考え方を大事にしていく必要があるだろうと思っています。
①時間がかかるのはしょうがないこと
- 子どもに選ばせる
- 子ども自身にご飯を食べさせる
- 子どもが自分で机を拭く
- 子どもが自分で準備をする
このような行動は親が代わりにやってあげるより圧倒的に時間がかかりますよね。
「そんなことをしていたら、やらなくてはいけないことが終わらない…」という声が聞こえてきそうです。
もう先回りをなるべくしない育児なんて、この時間との葛藤でしかないです。時間が無限にあったら、先回りなんてしないでいくらでも子ども自らやらせてあげることができますよね。
その時間とバトルする現実があるからこそ、僕は先回りは完璧なんて目指さなくて良いと言いたいんです。
無理なときは無理!待てないときは待てないですよね。それで良いんです。
ですが、それでも子どもの成長に何が必要かを考えてできる限り先回りしないスタンスを作っていく。
そのようなスタンスで子育てをしていくと、幼少期は時間がかかってしまうのですが長い目で見ると自分でできることが増えていけば親がしてあげなくてはいけないことが減っていきます。
自立をさせることで子育ては少しずつ楽になっていくんですよね。
なので、『時間がかかる事は当たり前だと考えて、できる時は待つ』そんなスタンスで関わってあげてほしいと思います。
②完璧な親になろうとしない
私は今までの経験から完璧な親であればあるほど、子どもの成長の面から考えるともったいないことが多いなと考えています。
なぜかというと、完璧な親は先回り育児のプロフェッショナルだからです。
ちょっと語弊がある言い方かもしれないですが、自分でなんでもできてしまう完璧な人は子育てにおいても子どもに何でもしてあげることができて、子どもに何でも教えることができる完璧なお母さんを目指してしまう傾向があります。
そんなお母さんは目指さなくて大丈夫です。
もしどうしても何かを目指したい!ということであれば『子どもに任せるプロフェッショナル』になりましょう。
子育てをしていると、親は「子どもに対して何もしてあげられていない…」と思う瞬間があります。もっと時間があれば、もっとお金があれば、もっと私に能力があればと様々なことが頭をかけめぐります。
ですが、子どもの成長の面からいうと『足りてないくらいが丁度良い』と私は思うのです。
幼児教育の講師をしていて、子どもは『満たされすぎると欲求が育たない』と感じています。
何でも求めるものが揃い、常に欲求がすぐに満たされるような生活をしていると、子どもは徐々に欲が無くなっていきます。
欲求は子どもを動かすエンジンです。欲求が育たないって本当にもったいないことですよね。
いかがでしたでしょうか?
完璧な親を目指そうとせず、子どもに任せる。子どもを頼る。そんなスタンスは親の手抜きなんかではありません。
むしろそうやって頼ってもらえるのは子どもにとって跳び跳ねるくらい嬉しいものです。
“大好きなパパママが自分を信頼して任せてくれた”。これほど嬉しいことはないと思いますので、肩の力を抜いていきましょうね。
皆さんの子育てを応援しています!