しんどいワンオペ育児!楽にする鍵は子どもにあった?幼児教育講師おすすめの方法を紹介!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は「ワンオペ育児を楽にする」というテーマでお話しします。
日々忙しいワンオペ育児。「いつまでも楽にならない。」「休日も全然休めない。」
今回は、そんなワンオペ育児の疲れでまいっている方の助けになるか、厳しいと感じるか紙一重な内容ですが、何か伝わるものがあると嬉しいです!
結論
では早速結論ですが、ワンオペ育児が本質的に楽になっていくには
『子どもがひとりでできることを少しずつ増やしていく』ということ。これに尽きます。
ワンオペを乗り切る極意としてよく紹介されているもので、「手を抜く」「完璧を目指さない」などといったことがあります。それはごもっともなのですが、でもやっぱり手を抜いている自分に自己嫌悪してしまったりしますよね。
そして家事体験などは子どもの成長にとっても良いことばかりなので、子どもも成長して親も楽になる。一石二鳥の取り組みです。
でも、やっぱりいきなり子どもに任せるということは難しいですよね。
今回はそんな家事やお家での必要な役割を子どもに任せるということのポイントについてご紹介します!
【大原則】やりたい!を逃さず成功体験に変えてあげること
親の計画通りはあくまで計画。この心構えはとても大事です。
私たちは今回のテーマのように「子どもに任せていこう!」などと考えるとある種『任せる計画』みたいなものを頭の中で描きがちです。いわゆる理想像ですね。
ですが、この計画はほとんどの場合上手くいきません。なぜか。
計画を立てれば立てるほど、子どもの心を置き去りにして大人都合のタイミングでのお手伝い体験を増やすことになるからです。
つまり『やらされている感が強くなる』ということですね。
大事なのは『自分からやりたい!と思ったときに任せてもらえて、そしてそれが成功する体験を積み重ねる』ということです。これが唯一子どもがお手伝いなどを進んでしたくなっていく方法です。
幼児期の子どもの多くはやりたがりです。大人が何かをしていると「僕も!私もやる!」と言ってくることもありますよね。
このように子どもから「やりたい!」という意思が見えたときに、やらせてあげる。まだ難しいことであれば、その一部でもやらせてあげる。
そして、そのお手伝いの結果がどんなものであれ「ありがとう!助かったよ!」と伝える。もうこれだけなんですよね。
こんな経験を積み重ねていくことで、子どもはお手伝いをすることに対して本当の内から出るモチベーションがかかっていきます。
これを理解していないとどうなるか。
きっと子どもが「やりたい!」と言ったときの機会を無意識に逃していき、そして「そろそろ子どもに任せてみるか」と思ったときには、もう子どもはお手伝いにモチベーションが無く、やらされている感だけがただただ増します。
本来家族として当たり前なことである役割をすることを、なんだか自分の役割ではないような態度で「えー」「めんどくさいー」と言って親子でバトルみたいなことになっていってしまうこともあるわけです。
ちょっと厳しい言葉が多くなりましたが、それくらい子ども自らのタイミングって大事だということなんです。
では、今の話を大原則とした上で、ここからさらにポイントを見ていきましょう!
ポイント①子どもでも使えるツールを準備する
お掃除やお料理などは特にですが、お手伝いには道具が必要なものもありますよね。
そういったときに子どもでも使えるツールがあると良いです。
お子さんによっては「大人用の物を使いたい!」ということにこだわる子もいるので、お子さんの想いを大切にしてほしいですが、特に小さい子であれば簡単に使えるツールの準備はとても大事です。
子どもに任せることを億劫になる理由は『子どもに任せると時間が余計にかかってしまうから』ですよね。
それが大人が使う道具と、子どもが使う道具がそれぞれあれば自分もやりつつ子どもにも任せられ、かなり任せる負担が減ります。
やはり子どもにはどんなお手伝いでも見本が必要です。
そして特に幼児の子であれば、パパママと一緒に同じことをやっているということに大きな意味があったりします。シンプルに楽しいんですよね。
ですから子どもに任せる始まりは『一緒にやる』ことが大事にしてください。
さらに効果を高める意味で『お手伝いのツールを一緒に買いに行く』というのは、自分で選んだものには愛着が湧きモチベーションがさらに上がるのでおすすめです!
ポイント②タイムリーな感謝+家族みんなにシェア!みんなで感謝!
そもそもお手伝いなどが成功体験に変わるためには何が必要でしょうか?
その1つは『感謝』です。お手伝いをしてくれたときなどにはまずはタイムリーにその場で感謝を伝える。
そして、夜などに旦那さんが帰ってきたら、お手伝いをしてくれたことをシェアしましょう!
その際に、旦那さんからもお子さんに「お手伝いしてくれたんだって?ママ喜んでたよ!ありがとうね!」と伝えていけると良いですね。
これほど大きな成功体験はありません!
ポイント③クオリティよりモチベーション
もう1つ子どもの成功体験につながるのがこの『クオリティよりモチベーション』という考え方です。
簡単に言えば『上手にできているかどうか?などと細かいことは気にせず、なるべく途中で口を出さない』ということです。
大人としてはどうしてもちゃんとやってほしい!と思う場面が多々あると思うのですが、子どもはいきなり上手にはできません。
そこであれやこれや口出ししてしまうと、それがモチベーションを下げてしまいます。
反対に細かいことを気にせず、どんなクオリティでもやってくれたという気持ちを労って認めて感謝を伝えていると、子どもはまたやりたい!と思えるものです。
そうやって繰り返しているうちに、クオリティは自然と上がっていきます。
ちなみにこれに付随して大事なのは『失敗しても怒らない』ということですね!
ポイント④任せた最初は時間がかかることに腹をくくる
超精神論ですが、大事です。
この覚悟というか前提を持って子どもに任せていきましょう。
『幼児期のお手伝いは戦力ではなく経験値を積んでいる期間』です。
ポケモンに例えるなら、レベル50のポケモンたちの中で出してすぐ引っ込めるレベル5だけど育てたいポケモンみたいな感じです!笑
毎回出しては引っ込めるのは本当にめんどいんですけど、それを繰り返すからそのうち戦力になってくれるんですよね。
とにかく時間はかかるのが大前提。だからどうしても時間がなくて任せられないときがあってしょうがないんですが、任せて時間がかかることにイライラするのではなく「経験値を稼いでいる時間だ」くらいに思えると良いですよね。
ちなみに、任せるのは時間がかかるのは心得ているんだけど、「どうしても今は任せられない!」という時の対応としておすすめしたいのは、
「ありがとう!でも今はちょっと時間がないから、夜ごはんの時に一緒にやろう!」などと言って、付箋などに書いて見えるところに貼っておく。
という方法です。
ちゃんとあなたの気持ちを大切にしているよということが伝わり、さらに形に残ることで子どもの気持ちも比較的途切れにくくなります。
以上が私の経験から考える、子どもに任せる経験を通じて、子どもがどんどんお手伝いに対してモチベーションが上がっていき、親の負担が減っていくポイントです。少しの参考になれば幸いです!
いかがでしたでしょうか?
皆さんの子育てを応援しています!